戦後最大の自然災害に見舞われた被災地が立ちあがり始めた。被災者向け仮設住宅の建設が始まり、操業停止に追い込まれた工場の再開も相次ぐ。企業による支援の輪も広がっている。時間との闘いもあるが、私達が出来る最大限の力を今こそ注ぎたい。
ドリームゲートプロジェクト
株式会社プロジェクトニッポン 代表取締役 松谷 卓也
この度の東北地方をはじめとする東日本の広い範囲で発生いたしました大震災におきまして、亡くなられたたくさんの方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
未曾有の大地震、未だ食糧や燃料、物資が足りないなど次々に報じられており、聞くたび知るたびに心が痛みます。
我々に出来ることと言えば、今は、暖房をやめ節電をするくらいで、食糧や物資を送るなど直接的なご支援が何もできずに無力さを痛感している毎日です。
また、原発問題、余震や新たな地震も各地で発生するなど予断を許さない状況の中、被災された方々、被災地で支援をされている方々のご無事と、被害が最小限に留まることをひたすらお祈りするしかありません。
ニュースでは、限られた食料や物資を分け合って助け合う姿が度々報じられ、略奪行為も、食料を奪い合う姿もみられないと報じられています。
その助け合いの心、倫理観の高さ、秩序を守る日本の文化意識に対して諸外国から尊敬の念が集まっているようです。
甚だつらく苦しい毎日だと思いますが、皆様方の人を思いやる心、助け合う姿勢を同じ日本人として誇りに思います。
当社としては、起業を通じて日本を元気にするという原点に立ち返り、出来得る限りにおいて震災復興のための支援をして参りたいと存じます。日本は敗戦の焼け野原から復興し経済大国になった国です。
戦争や公害や資源問題など、どの国よりも多くの困難を乗り越えてきた国です。
必ずやこの国難も乗り切れると信じています。
くれぐれも健康に御留意され、一日も早い復旧をされますよう心からお祈り申し上げます。
「フジサンケイビジネスアイ」