電気自動車（EV）の電気設備回路の異常温度検出する／EV用温度検出センサの新製品

温度センサ開発のスペースワークス（京都府亀岡市／代表和田耕一）は、電気自動車（EV）の電気設備回路の異常温度検出する「EV用温度検出センサ」の新製品を開発した。

■電気自動車（EV）の安全管理の現状と課題および安全対策
１．電気自動車（EV）の電源回路は、過充電、過負荷の過電流や各機器(負荷機器など)の不良による短絡電流で異常温度を伴い、電線、機器の破損や発火による火災に発展することもある。
２．制御機器や負荷機器は、機器の過負荷や不良などの原因による機器の異常温度により、機器の破損や発火による火災に発展することもある。
３．蓄電池は、内部短絡、外部短絡、外部過熱などによる異常発熱（異常温度）を伴い、発火や破裂することがあり、火災に発展することもある。
４．その電源回路の異常温度及び、制御機器や負荷機器の異常温度並びに、蓄電池の異常発熱（異常温度）を日常的に常時監視し、早期に発見して安全に対処することが重要です。

■EV用温度検出センサの概要
１．温度検出センサにコードを接続した製品です。圧着スリーブやコネクタで接続する。
２．温度検出センサは、電線に形状記憶合金を組合せ一体化し、電線(軟化)と形状記憶合金(復元）を利用して２線芯間が短絡（接触）することで、最高許容温度を検出し、信号とする。設定温度が電線の最高許容温度に対応した製品（70℃)です。
３．電線の絶縁物の絶縁耐力が急激に劣化する温度が最高許容温度です。従って、最高許容温度の検出が電線の異常温度の検出です。
【備考】：EV用温度検出線は、延長した電線に多数の形状記憶合金を組合せ一体化し、電線(軟化)と形状記憶合金(復元）を利用して２線芯間が短絡（接触）することで、最高許容温度を検出し、信号とする。設定温度が電線の最高許容温度に対応した製品（70℃)です。

■EV用温度検出センサの設置
１．電気自動車（EV）の電源回路の電線に取付け、電線の過負荷電流（過負荷）による異常温度や電線の接続不良による異常温度及び、各機器(負荷機器など)不良の短絡電流による異常温度を検出する。
２．電気自動車（EV）の制御機器や負荷機器の外壁に取付け、機器の過負荷や不良の原因による機器の異常温度を検出する。
３．電気自動車（EV）の蓄電池の外壁に取付け、蓄電池の内部短絡、外部短絡、外部過熱などによる異常発熱（異常温度）を検出する。
４．例えば、電源回路の電線／制御機器や負荷機器／蓄電池に於いて、異常発熱（異常温度）を生じた時、電線、各機器、蓄電池に取付けたEV用温度検出センサが異常温度を検出し、警報器などで報知する。
５．このように、電気自動車（EV）の電源回路の電線／制御機器や負荷機器／蓄電池の異常温度（異常温度）を日常的に常時監視ができ、早期に発見して、初期対応により機器の破損や火災を未然に防止ができる。保守管理が確実で安全です。
６．この事により、電気自動車（EV）の安全管理が充実し、電気自動車（EV）の安全運転の走行ができる。

■EV用温度検出センサの特徴
１．電源回路の電線の常温度を日常的に監視し、検出ができる。
２．制御機器や負荷機器、蓄電池の異常発熱（異常温度）を日常的に監視し、検出ができる。
３．電気回路の点検業務が誰にでもできる。また、保守管理が確実で安全にできる
４．リコールに発展する電気設備の異常温度による発火を未然に防止できる。
５．電気自動車（EV）の安全管理が充実し、電気自動車（EV）の安全運転の走行ができる。
６．形状記憶合金(復元)と電線(軟化)を利用して２線芯間が短絡（接触）することで、異常温度（最高許容温度）を検出し、信号とする。【設定温度７０℃】
７．シンプルで簡単で精度も良く、スイッチング機能で待機電力ゼロのエコ技術製品です。
８．温度の検出と信号を同時にでき、回路構成（スイッチング機能）が簡単で低価格です。
９．形状記憶合金は永続的記憶で錆がなく、一度作動すれば永続に保持する。
10．作動は電源不要の物理的動作で誤作動がなく敏速で精度良く長年に渡り使用できる。
11．計測機器不要で直接に温度検出ができる。
12．非復帰型で作動後の確認ができる。（一度感知作動／再不能。作動個所を削除し接続替え）
　　　　　　　　　　　　
■EV用温度検出センサの用途
１．電気自動車（EV）の電気回路の異常温度検出に使用する。
２．産業車両・建設車両・鉄道車両の電気回路の異常温度検出に使用する。
３．モノレール・ケーブルカー・各種エレベーターの電気回路の異常検出に使用する。

■EV用温度検出センサの仕様
【１】EV用温度検出センサ：〔MTS-70〕
「規格」：可溶絶縁電線(形状記憶合金5巻)/0.75sq×2C(1ヶ所/5巻)・〔コード/0.3sq×2C(2ｍ)〕
◇EV用温度検出センサ：〔MTS-70〕・設定温度〔70℃(±10)〕・標準価格 1,300円
備考１．設定温度以外の温度製品も可能です。相談下さい。
備考２．非復帰型で作動後の確認ができる。（一度感知作動すると再使用できません。センサお取替え、使用する）
【２】EV用温度検出線（70℃) ・・ 〔Ａ〕1.5m間隔・〔Ｂ〕間隔1.0m・〔Ｃ〕0.5mの３種類
「規格」：可溶絶縁電線0.75sq×2C(1ｍ) ：形状記憶合金(0.6ヶ所/5巻)×(1ヶ所/〔A〕)・(1ヶ所/〔B〕)・(2ヶ所/〔C〕)
〔A〕可溶絶縁電線に1.5 ｍの等間隔で温度センサを設けている。【1.5m 間隔】：〔500円/ｍ〕
◇EV用温度検出線(1ｍ) ：〔A1-MTS70〕・標準価格 500円
〔Ｂ〕可溶絶縁電線に1.0 ｍの等間隔で温度センサを設けている。【1.0m 間隔】：〔650円/ｍ〕
◇EV用温度検出線(1ｍ) ：〔B1-MTS70〕・標準価格 650円
〔Ｃ〕可溶絶縁電線に0.5ｍの等間隔で温度センサを設けている。【0.5m 間隔】：〔1,100円/ｍ〕
◇EV用温度検出線(1ｍ) ：〔C1-MTS70〕・標準価格 1,100円
備考１．設定温度、検出線の長さ、形状記憶合金の間隔および個数など、相談下さい。
備考２．設定温度 70℃以外の温度製品も可能です。10/20/30/50/100ｍ巻です。
備考３．非復帰型で作動後の確認ができる。（一度感知作動すると再使用できません。作動個所を削除し、接続替え使用する）

■お気軽にお問い合せ下さい。（なお、技術移転、共同開発などご関心のある方、お問い合せ下さい）