“FRENCH CARE TOUR”ミッション フランスのライフサイエンス企業が団体来日
人口の高齢化と新興国の発展に伴い、医療に関する世界的なニーズは急速に高まっています。ライフサイエンス産業はフランスの掲げる戦略的産業分野のひとつであり、世界第3位の市場である日本は最重要国のひとつとして位置づけられています。
今回以下の4企業が来日します。
カシス CASIS(http://www.casis.fr/)
2016年設立のスタートアップ企業。1999年に始まったブルゴーニュ大学における心血管MRI画像処理ソフトウェア開発プロジェクトQIR(キール:Quantified Imaging Resource)を発端とします。同プロジェクトから生まれたソフトウェアQIRは、心機能の評価、心筋灌流の分析と大動脈伸縮の研究といった複数のモジュールで構成され、心血管疾患患者のMRI画像からの主要生理学的パラメータを正確に抽出できます。また、心筋梗塞のno-reflow部位の検出を初めて実現。既存のソフトよりもエルゴノミックで直感的な操作性を備え、英仏日本語で利用可能です。同社は動物の心臓MRI画像分析ソフトウェアAnim’Heart(アニムハート)も提供しています。
トング・ラブTongue Lab(http://www.tonguelab.com/fr/)
矯正歯科医師が開発した舌位置の矯正用装置TRP (Tongue Right Positionner)の販売を目的に、2012年に設立。閉塞性睡眠時無呼吸、歯ぎしり、歯の咬合不良など、さまざまな不調の原因となる舌の機能障害や舌の位置異常を矯正し、治療を行う医療用装具を開発・提供しています。また、医療用以外にも、いびきの改善、運動能力や持久力の向上、睡眠の質の改善などの用途に使用可能な装具の開発や関連の各種サービスも行っています。
ビジオメッド Visiomed(http://en.visiomed-lab.com/)(www.bewell-connect.com/)
2004年に設立した、次世代型電子医療機器およびソフトウェアの開発・販売を行う企業。2007年に医療用赤外線非接触型瞬間体温計を世界で初めて開発。革新的な技術を用いつつデザインにもこだわった、ユーザーにとって使いやすい製品を提供しています。2014年にはインターネットに接続できる医療機器を用いて、包括的なヘルスケアサービスを提供するBewellConnect(ビーウェルコネクト)ブランドを立ち上げました。各種デバイスで計測したデータが一括管理でき、高齢者や慢性疾患患者の健康管理を遠隔で行うことができます。またスマートフォン用専用アプリをダウンロードすることで、一般ユーザーが健康管理に役立てることも可能です。
ワンダークラフト Wandercraft(http://www.wandercraft.eu/en/)
2012年設立。歩行に困難のある方にも多くの人と同じ普通の生活ができるようにすることを使命と考え、対マヒおよびミオパシー患者の歩行支援のための外骨格型ロボットを開発しています。初めての製品となるAtalante(アタラント)は、松葉杖や外的な支援が不要な歩行補助ロボット。多くの外骨格型ロボットは、ユーザーの動きに合わせて均衡を保つことができないのに対し、アトラントでは、平らな地面での歩行、着席、椅子からの起立、立ち止まったままでの姿勢の制御が可能です。ダイナミック・ロボティクスによるアルゴリズムを開発、機械設計に生かすことで革新的なロボットの開発に成功しました。臨床試験はすでに終え、2018年中をめどにフランスにおいて医療機器としてのCEマーキング取得と医療機関向けの販売を目指しています。
5月30日と31日の2日間は、将来のパートナー、顧客開拓のための日本企業訪問商談プログラムを予定しています。来日メンバーにご関心お持ちいただけましたら、下記連絡先までご連絡ください。
お問い合わせ先
フランス大使館貿易投資庁-ビジネスフランス 広報室
Email : Presse.JP@businessfrance.fr
在日フランス大使館貿易投資庁‐ビジネスフランスのプレスリリース