LOBO調査結果(1月分)付帯調査:2016年度の新卒採用の動向/経営上望ましい為替水準
【今月のポイント】
業況DIの改善は、足元で一服。
先行きは、横ばい圏内の動きが続く
○1月の全産業合計の業況DIは、▲23.0と、前月から▲1.3ポイントの悪化。
○寒波などの天候不順に伴う客足減少や消費者の節約志向、人手不足の影響から、小売業、サービス業などの業況感が悪化した。また、円安進行による原材料価格の値上りを指摘する声が聞かれた。他方、自動車や電子部品関連を中心に生産・輸出が持ち直しているほか、住宅などの民間工事の堅調な動きを指摘する声も多く聞かれた。中小企業の景況感は、総じてみれば緩やかな回復基調が続いているものの、足元で一服感がみられている。
○先行き見通しDIは、▲21.0(今月比+2.0ポイント)と改善を見込む。
【今月の付帯調査】
<2016年度の新卒採用の動向>
新卒採用を実施した企業に充足状況を聞いたところ、「採用人数が計画に満たなかった(採用できなかった)」は62.5%と前年同月調査に比べ4.6ポイント増加。
<経営上望ましい為替水準>
自社の経営上望ましい為替水準(全産業)は、 「100円~105円未満」 と「105円~110円未満」が28.7%と最も多く、「110円~115円未満」が14.0%と分散した。
※LOBO調査:CCI(Chamber of Commerce and Industry)-Quick Survey System of Local Business Outlook(商工会議所早期景気観測)調査の略称。
▼詳細はこちらから
http://www.jcci.or.jp/news/2017/0131140007.html
【お問い合わせ先】
産業政策第一部 TEL:03-3283-7630日本商工会議所のプレスリリース