イノベーションズアイ BtoBビジネスメディア

在日フランス大使館貿易投資庁‐ビジネスフランス

仏オロリア社、サテレス社と提携

#特殊技術・特許 #海外・グローバル

サテレス社の衛星時間位置技術によりポジショニング/ナビゲーション/タイミング・ソリューションのレジリエンスを強化

フランスのオロリア社は、サテレス社との戦略的な提携により、世界の防衛、軍事、政府機関、民間企業(船舶、航空、銀行、ITなど)の市場向けにGPS/GNSS衛星信号に依存しないポジショニング/ナビゲーション/タイミング(PNT)ソリューションを開発し、導入することをめざします。
PNTのレジリエント・ソリューションの世界的リーディングカンパニー オロリア社は、資本参加を視野に入れた戦略的業務提携をサテレス社と締結したことを発表しました。この提携は、サテレス社の衛星時間位置(STL)技術を利用するPNTソリューションの開発と提案を目的とするものです。独自のSTLは、従来のGPSおよびGNSS衛星信号に依存せずに位置および時間データを提供する宇宙空間PNT技術です。STL技術を利用することで、この分野で定評のあるオロリア社の2つのソリューションSpectracomとMcMurdoは、GPS/GNSS信号に関連するスプーフィング、干渉、ジャミングに対する脆弱性を改善することができます。
PNTデータの精度と信頼性は、軍、防衛、政府機関、企業における数々の任務や超高感度システム(海上/航空ナビゲーション、資産/輸送の追跡、捜索や救助、データ・センターの管理など)における2つの必要条件です。現在、こうした用途にはGPS/GNSS衛星信号が使用されています。しかし、GPS/GNSS衛星信号は、場合によっては、堅牢性や安全性が不十分であり、外部の妨害の影響を受ける可能性があります。STL技術は、こうした用途における精度と安全性を向上し、干渉や攻撃のリスクを抑制することによって、GPS/GNSSシステムを強化します。
オロリア社の社長ジャン=イヴ・クルトワ博士は次のように述べています。「ますますダイナミックになりモバイル化が進む世界では、位置、ナビ、時間に関する正確かつ信頼できるデータの利用が不可欠になっています。特に高度に危険な作業や救助といった重大な任務においては言うまでもありません。私たちは、市場でトップを歩むオロリア社のGPS/GNSSソリューションをサテレス社のSTL技術によって強化し、レジリエントで確実性が高い業界初のPNTソリューションを提案する計画です。ほんのわずかなPNTデータの精度、可用性、安定性の欠如からネットワークの停止、通信システムの完全な機能停止、あるいは救助活動における人命の犠牲を招きかねない重大な用途においては、この画期的技術が最適です。」
Iridium®衛星コンステレーションによるSTL信号はGPS/GNSS信号の最大1000倍の強度があります。これによってジャミングの問題を回避し、アクセスが困難な建物、その他の場所での受信を容易にします。STL信号の強靭な暗号技術によって、性能、生産性、安全性のレベルも飛躍的に向上します。
サテレス社の社長マイケル・オコナー博士は次のように述べています。「STL技術におけるサテレス社の先駆的な役割は、オロリア社の実績あるレジリエントPNT戦略を絶妙のマッチングで補完します。私たちは、この共同作業をいち早くスタートさせ、いかなる状況下でも高精度で安全な、アクセスしやすい位置・ナビ・時間データを提供する新製品・新ソリューションをお客様にお届けしたいと願っています。」

オロリア社について
オロリア社は、ポジショニング/ナビゲーション/タイミング(PNT)のレジリエント・ソリューションの国際的なリーダーです。これらのソリューションは、遠距離や高度な危険を伴う顧客の重要な任務の信頼性、性能、安全性を向上させます。2006年以来、代表的なブランドSpectracom、SpectraTime、T4science、Kannad、McMurdoによってオロリア社は国際市場をリードする有力企業の仲間入りをしました。協力企業は400社、世界100か国以上で製品を提供しています。エアバス、NASA、タレス、レイセオンといった大企業・組織が、重要な任務に欠かせないオロリア社の超高信頼性GNSSおよびPNT製品・ソリューションを活用しています。2006年設立のオロリア社は、中国、フランス、ロシア、スイス、英国、米国に拠点を持ち、全世界で事業を展開しています。2017年にはさらに国際的に事業を拡大する計画です。
日本では株式会社東陽テクニカを通して、日本のすべての国内線空港および国際線空港で使用されているSpectracom社のSecureSync(セキュアシンク)タイムサーバを提供しています。この製品は、各空港内で乗客が目にするすべてのディスプレイの時刻を合わせ、空港内のすべてのサービスおよびシステムの時刻表示を一致させます。SecureSyncはGNSSにより時刻を合わせることで、日本国内のすべての空港間で時刻が一致した、正確なフライトインフォメーションの提供を可能にします。

ウェブサイト(英語):www.orolia.com
プレス関連の資料はこちらからも入手可能です。

サテレス社について
サテレス社は、低軌道衛星によるリアルタイムのPNTサービスを開発展開している世界最初の企業です。STL(衛星時間位置)信号は高度な安全性を持ち、伝送信号強度が高く、地球上の至る所で利用することができます。これらの特徴によって、GPS/GNSSシステムのような測位技術を補完し、独立性を付与します。カリフォルニア州レッドウッドシティ、バージニア州フェアファックスに拠点を持つサテレス社は業界有数のリーダーと提携し、世界各国の政府機関や企業に安全な位置および時間ソリューションを提供しています。
ウェブサイト(英語):www.satellesinc.com


【お問い合わせ先】

プレスコンタクト
フランス大使館 貿易投資庁-ビジネスフランス 東京事務所
presse.jp@businessfrance.fr

在日フランス大使館貿易投資庁‐ビジネスフランスのプレスリリース

イノベーションズアイに掲載しませんか?

  • ビジネスパーソンが集まるSEO効果の高いメディアへの掲載
  • 商品・サービスが掲載できるbizDBでビジネスマッチング
  • 低価格で利用できるプレスリリース
  • 経済ジャーナリストによるインタビュー取材
  • 専門知識、ビジネス経験・考え方などのコラムを執筆

詳しくはこちら

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。