商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果(12月分)
業況DIは、3カ月連続改善。
先行きは不透明感強く、横ばい圏内の動き
○12月の全産業合計の業況DIは、▲21.7と、前月から+1.2ポイントの改善。
○冬の観光需要が堅調な宿泊業・飲食業に加え、運送業、ソフトウェア業などが下支えし、サービス業の業況感が広く改善した。また、卸売業から農産物の価格高騰の影響が和らいだとの声や、建設業から住宅など民間工事の堅調な動きを指摘する声が多く聞かれた。他方、消費低迷が続く中、人手不足による受注機会の損失や人件費の上昇が中小企業のマインドを下押ししており、業況改善の動きは依然として力強さを欠いている。
○先行き見通しDIは、▲21.5(今月比+0.2ポイント)とほぼ横ばいを見込む。
【今月の付帯調査】
<2016年度の所定内賃金の動向>
2016年度に賃金の引き上げを実施した企業(予定含む)(全産業)は58.7%と、前年同月調査と比べ、3.1ポイントの増加。他方、「現時点では未定」は18.7%と2.1ポイント減少し、「見送る」は、22.6%と1ポイント減少
<産業界における外国人材の受入れ促進の必要性>
「受入れ促進は必要」と回答した企業は45.4%、「受入れ促進は不要」と回答した企業は14.2%、「わからない」と回答した企業は、40.4%
※LOBO調査:CCI(Chamber of Commerce and Industry)-Quick Survey System of Local Business Outlook(商工会議所早期景気観測)調査の略称。
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