トラック配車アプリのコンボイ、ゲイツ氏ら富豪が次々出資

掲載日:2017年9月12日(火)5:58

カテゴリ:[IT技術]

 シアトルで2年前に創業したコンボイは、世界の富豪番付でトップを争うビル・ゲイツ氏とジェフ・ベゾス氏の両方から資金援助を得た。

 利用可能な付近のトラックを運送ニーズのある場所に配車するソフトを手掛けている同社は7月末、ゲイツ氏の投資会社カスケード・インベストメントを含む複数の投資家から新たな資金を調達したと発表した。アマゾン・コム最高経営責任者(CEO)のベゾス氏もそれ以前に同社に出資済み。直近の資金調達総額は6200万ドル(約68億3600万円)に上る。

 コンボイはこのほか、セールスフォース・ドット・コムのマーク・ベニオフCEO、KKRのヘンリー・クラビス共同CEO、IAC/インタラクティブのバリー・ディラー会長らからも後ろ盾を得た。

 コンボイは当初、「トラック運送のウーバー」という切り口で出資を募っていた。だが今年に入り、そのウーバーがオン・デマンドのトラック配車サービス「ウーバー・フレイト」を開始し、コンボイの競合相手となった。

 コンボイのダン・ルイスCEOは、同社のサービス取扱件数は四半期ごとに倍増していると述べたが、具体的な数字には触れなかった。

 英・オランダ系日用品メーカーのユニリーバやベルギーのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブなどが同社の顧客に含まれるという。

 米国のトラック運送市場は約8000億ドル相当と規模が大きく、運営効率の低さが目立つ。ルイスCEOによれば、特に目的地で荷降ろしが済んだ後、貨物を積載せずに戻るトラックが全体の3割以上を占める。コンボイは、輸送コストだけでなく大気汚染も削減するソリューションとしてサービスを売り込んでいる。カスケードの広報担当者は、交通渋滞を緩和させ環境保全を助けるというコンボイの約束が大きな魅力だった、と述べた。(ブルームバーグ Dina Bass)

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