バングラデシュ、今年度経済成長6.8%に減速 英銀が予測

掲載日: 2017年1月12日(木)5:00

カテゴリ:[アジア・新興国]

 バングラデシュは、今年度(2016年7月~17年6月)の経済成長が減速する見通しだ。英スタンダード・チャータード銀行は、前年度比で0.3ポイント低下し6.8%になると予想した。国内消費の鈍化と世界経済の減速などが要因だ。現地紙デーリー・スターなどが報じた。

 同銀によると、今年度は公務員の賃上げによる消費刺激効果が薄れるとともに、国外就労者からの送金も減少したことから、国内消費の勢いが鈍化した。政府の今年度の成長率目標は7.2%だが、同銀は達成困難とみている。

 消費が振るわない一方で、同国経済の成長を支えているのがインフラ整備などへの公共支出だ。同国政府は今年度、エネルギーや輸送分野を中心に140億ドル(約1兆6250億円)の開発予算を組み、弱点とされるインフラの改善に注力している。

 バングラデシュ政府は、20年6月までの第7次5カ年計画でインフラ整備に総額4100億ドルが必要と試算。直近の5年間は年平均15%ずつ開発予算を増加させてきた。

 来年度については、付加価値税の増税が控えており、国内消費への逆風が強まる見通し。同国にとって、米国とドイツに続く3番目の輸出先である英国の欧州連合(EU)離脱問題が輸出減につながる恐れがあるほか、世界市場全体の需要低迷といった外部要因も同国経済の重しとなる可能性がある。

 ただし、公共支出の増加やインフラ整備の進展が成長を後押しするともみられており、同銀はバングラデシュを「アジア地域で最も成長を遂げるグループに属する」と位置付けている。(ニューデリー支局)

転載元:http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IG8V6vNfxh1n/dc1dc6518e512403b...

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