米の中小景気予想、大幅改善 1980年以来、トランプ効果追い風

掲載日:2017年1月12日(木)5:00

カテゴリ:[海外・グローバル]

 米国の中小企業経営者による景気の先行き見通しが1980年以来という大幅な改善を記録したことが10日発表された業界団体の調査で分かった。調査直前の大統領選挙の結果を受けたものとみられている。

 米中小企業経営者が加盟する全米独立企業連盟(NFIB)が同日発表した昨年12月の中小企業楽観指数は、前月から7.4ポイント上昇し105.8と2004年末以来の高水準に達した。指数を構成する10項目中、7項目で改善が見られたが、指数上昇の73%は米経済や売上高の見通しが一段と上向いたことで説明できる。

 NFIBのデータによると、中小企業経営者の中で「今がビジネス拡大に好機」と回答した割合は、現在の景気拡大局面における平均の3倍に達した。投資増大や採用継続を予定すると答えた企業も増え、規制緩和と税制改革、インフラ投資で経済を刺激する方針のトランプ氏の計画への楽観がうかがえる。

 NFIBがまとめる同指数は、昨年12月28日にかけて実施した中小企業経営者619人を対象とする調査に基づく。このうち50%が「半年以内にビジネス環境が改善されると期待される」と回答し、この割合は02年3月以降で最大。また、11月の割合を38ポイント上回った。

 NFIBのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のジュアニータ・ドゥガン氏は「こんな数字は長らく目にしていなかった。中小企業は飛躍の準備ができており、これが米国経済にとっても非常に良いことであるのは間違いない。リスクを取って投資を行うことへの中小企業経営者の意欲は改善している」と指摘した。(ブルームバーグ Vince Golle)

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