理財商品償還で中国銀苦悩 債券値下がり自己資本低下リスク

掲載日: 2017年1月12日(木)5:00

カテゴリ:[海外・グローバル]

 中国の銀行が預金者から3兆8000億ドル(約440兆9140億円)を集めた資産運用商品の損失回避に向け躍起になる中で、本土の債券市場は混乱の拡大に見舞われつつある。いわゆる理財商品は一般的にリターン向上を狙いレバレッジを活用しており、債券投資の割合が56%に上る。だが中国の社債は昨年10~12月期(第4四半期)に9年ぶりの大きな値下がりとなり、こうした商品モデルを脅かしている。

 米銀シティグループがこのほどまとめたリポートで、期限を迎える理財商品の資金を投資家に返すため、銀行は自己資金を使わざるを得なくなる可能性があると指摘。長期化する値下がり局面で、保有債券を売却したり、新たな商品を通じて現金を集めたりするのは難しいためだと説明した。

 債券値下がりと資金不足、支払い不能、そして債券相場一段安との悪循環に陥るリスクが、当局の介入を促している。習近平国家主席は先月、金融リスク管理を2017年の最重要課題と位置付け、中国人民銀行(中央銀行)は銀行のリスク査定に理財商品も含める方針を示した。コメルツ銀行の賀●来アナリストは「流動性の問題が小規模な銀行を試すことになる。今後6カ月のうちに業界再編がありそうだ」と語った。(ブルームバーグ Jun Luo、Lianting Tu)

●=火へんに亘

転載元:http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IG8V6vNfxh1n/045700bfb196f2553...

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