株式会社グラスフィア ジャパン

株式会社グラスフィア ジャパン マーケティンググループプロジェクトリーダー 倉品信広氏

公開日:2015年11月12日

世界基準での情報収集とそれらの情報を活かした最善の提案をお届け

事業内容を教えてください
 弊社は、監視カメラ・通信ネットワーク機器のファブレスメーカーです。
 官公庁、大型ビル、ショッピングモールや大規模マンションなどのセキュリティ対策として、監視カメラによる監視・遠隔操作システムの提供をおこなっています。
 この業界は国内有名メーカーそれぞれが、プラットフォームから製品開発までを一気通貫でおこない、技術、マーケティングともに世界的に強い分野でした。現在は、1社ですべてをおこなうのではなく、画像センサーやチップセットなど、それぞれの専門メーカーが、規格化されたプラットフォームに合わせてメーカーに供給するという形に変わっています。
 例えばパソコン業界の場合、OSはマイクロソフト、CPUはインテル、その他にもさまざまなメーカーが得意とするパーツを使って製品化されています。自動車業界でも、車体は共有化の方向に進んでいるとのニュースもありました。
 弊社は、海外で流通している最新の監視カメラ・通信ネットワーク機器を中心に取扱い、皆さまのご要望に合わせた最適な監視カメラシステムのご提案をさせていただいています。
監視カメラシステムの現状をおしえてください
 これまでは、抑止力も含めて設置されるだけでよかった監視カメラが、現在は画質の向上が求められ「従来型低画質アナログカメラシステム」から、画像が鮮明に映る「フルハイビジョンカメラシステム」への移行需要が高まっています。特に国内マーケットでは修理が必要となった部分から1つずつ「フルハイビジョンカメラシステム」に入れ替えていきたいという需要が多くあります。しかし実際に入れ替えを行うとなると、同軸ケーブルと呼ばれる既存配線のすべてを、「フルハイビジョンカメラシステム」に対応するLANケーブルへと交換する必要がでてきます。配線の全交換は大工事となり予算的にも厳しいケースが多く、1つずつ交換していくことは事実上不可能。カメラの交換需要が発生しても、再び新品の「従来型低画質アナログカメラシステム」を使わざるを得ない状況が続いています。
「HD-TVIフルハイビジョン ワンケーブルカメラ」について教えてください
 既存の同軸ケーブルをそのまま利用して「フルハイビジョンカメラシステム」への入れ替えを可能にしたのが、この「HD-TVIフルハイビジョン ワンケーブルカメラ」です。
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 海外メーカーの製品を利用し、既存の監視カメラシステムとの親和性を高めるカスタマイズをおこなった上で納品させていただいています。もちろん直接メーカーの代理店から購入することはできますが、国内メーカーと比べると障害率が高かったり、本国への確認が必要となったりする対応はどうしても時間がかかってしまいます。また、日本にあわせたカスタマイズも、小さな日本語圏マーケットは優先順位が上がりません。
 本製品は、監視カメラ本体と録画機器を入れ替えるだけで、フルハイビジョン画像での監視を可能にします。従来よりも圧倒的にコストを抑えられ、スムーズな「フルハイビジョンカメラシステム」への移行を可能にしているため、国内監視カメラマーケットに大きなインパクトを与えることができると思っています。
製品の特徴を教えてください
 この「HD-TVIフルハイビジョン ワンケーブルカメラ」を代表に大きく3つの特徴があります。
 1つ目が「テクノロジー&ワールドスタンダード ドリブン(主導)」。
 新しい技術や製品への取り組みが慎重な傾向にある国内マーケットに、世界の標準となる新技術をいち早くお届けしています。これによって新技術・高品質・高パフォーマンス製品を海外に遅れをとることなく国内マーケットに流通させることを可能にします。
 2つ目が「カスタマイズ ドリブン(主導)」。
 いち早く取り入れた新しい技術を、既存システムとの親和性とお客様の使いやすさを両立させたカスタマイズを加えてお届けします。他社メーカーや既存システムとの併用を可能とすることで、導入のしやすさと親和性、そして使いやすさを兼ね備えた高いカスタマイズを実現しています。
 3つ目が「ユーザーオペレーションズ ドリブン(主導)」
 弊社の関係するシステムに障害が発生した場合、原因究明と運用維持を最優先に対応しています。原因が当社製品の責を問わず、必要に応じて先だしセンドバック方式を取り、障害の連絡があれば、該当箇所の新品を持って現場へお伺いする体制を用意しています。
 状況確認、見積もり、発注、修理という段取りをふんでいては、故障期間が長引いてしまいます。まずは復旧・運用再開を最優先させた対応で障害期間最短にするサポートを行っています。
今後についてお聞かせください
 これからの時代、すべての製品が規格の中で動いていくことになります。かつてはこのメーカーのこの部品でないと検証が取れていないので使えませんという対応が一般的で、ライバル企業の参入障壁にもなっていました。
 これからはこのような戦略では生き残っていけないと思います。アップルは生産拠点を持っていません。自分たちのアイデアやマインドを、デザインやブランドイメージなどの目には見えないソフト面で差別化をはかることで勝ち続けています。インテルやIBMも不得意分野を切り離し、得意分野に特化していくことで勝ち残っています。
 自社開発にこだわらず、世界の製品・技術を比較対象とし、それぞれの企業の要望に最適な提案を届けるのが、これからも変わらない弊社の役割であり強みでもあります。
 この特徴を活かして、監視カメラシステム以外にもネットワークに関する周辺業界にも対象を広げ、お客様目線でのサービス提供を続けていきます。

グラスフィアジャパンは、監視カメラ・通信ネットワーク機器の、ファブレスメーカーです。

従来、こうした製品分野は、日本の有名メーカー各社が、画像センサーをはじめとするプラットフォーム開発から製品開発までを一気通貫で行っていたことから、技術的にもマーケティング的にも非常に強い分野でした。

ところが、昨今では、画像センサーやチップセットといったプラットフォーム専業メーカーが、規格化されたプラットフォームをアッセンブリメーカーに供給をするという形に変わりつつあります。そして、そうしたプラットフォームメーカーが、次々と新しい規格や技術を生み出し、それが、東南アジアなどの発展途上国圏に広がりつつあります。

しかし、日本においては、新しい技術や製品に慎重だったり、導入した製品を修理しながら長く使う国民性もあって、発展途上国を含む海外では実現できている新しい技術や取組が、日本市場においては中々導入されず、相変わらず何年も前の古い技術を使った製品が、海外と比して非常に高い価格で導入をされている傾向にあります。

弊社は、そうした日本の現状に風穴をあけるべく、世界で展開されつつある新しい技術や製品をより安定性と信頼性が高くまた、今お使いのシステムとの親和性の高い製品になるべく、日本市場に合わせたカスタマイズをしてご提供をしております。

企業概要

住所 〒103-0014
東京都 中央区日本橋人形町3-1-11 6F
設立 1987年12月
資本金 1000万円
URL

http://www.grasphere.com

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