インタビュー

ハイ・パートナーズ株式会社 代表取締役 辻村博志 氏
デザインで世界をつなげる

取材日:2011年4月11日

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どのような事業をおこなわれていますか。
英語や韓国語・中国語を用いたホームページや広告・販促物などのデザインと翻訳、インバウンド事業や中国ビジネスの支援業務をおこなっています。 弊社の理念は「デザインで世界をつなげる」です。
この「世界」とは、地理的な世界をいいますが、その中にある「人・モノ・コト」も表し、 デザインという発想方法や手段で、さまざまな課題を解決につなげる接点として社会に役立つ会社であり続けたいと考えています。
具体的なサービスの内容を教えて下さい。

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弊社の顧客は海外展開型と日本国内向け多言語情報提供型の二通りあり、共通してホームページの多言語化をよく依頼されます。
海外展開のクライアントからは製品カタログ、展示会パネルデザインや図面翻訳などを頼まれます。また、国内情報提供のクライアントは行政や公共関係がサインの多言語、そして、百貨店やショッピングセンターなど流通関連のデザインも専門としていることから商業施設のパンフレット、施設サイン、販促物やナレーションの多言語化や訪日観光客に関する提案もしています。
例えば、翻訳はA社、デザインはB社、ホームページはC社とバラバラに発注するとコストが嵩みますし、何よりブランディングの管理が煩雑になることが考えられます。しかし、それらすべてを弊社で完結することで、担当者の負担軽減ともなり好評です。
また、インターネット上で「1円中国語」という商品を販売しています。本商品は全く中国語ができない方でも、ワードやエクセルなどで簡単に中国語のPOPや張り紙が作成できる商品です。1,000単語1,000円という低コストで、短時間で簡単に使用できるため、一般の商店、観光施設、宿泊施設など幅広く利用されています。
なぜこの事業ははじめましたか。
私は大学の時からデザインに関わっていますが、1999年から2003年まで飲食店の運営事業のため上海に住んでいました。そこで、実際自分の足で場所探しから店舗資材の確認、業者との打ち合わせや広報販促など運営全般をおこない、店での一杯いくらのビジネスからローカルの習慣や特性を学び、また、中国語も話せるようになりました。そのことが現在の英語・韓国語・中国語など多言語に特化したデザイン会社のベースになっています。
デザインのコンセプト・提案・コピーライト・グラフィック要素には俯瞰的要素が含まれます。単なる翻訳では表面的な衣替えにしかならず効果的な訴求にはなりません。ローカルの意識や文化の違いを踏まえ表現やカラー・年間のタイミングも考えること、ローカル感覚とデザイン手法を知っているからこそクライアントのリクエストに応えることができると考えます。
今後の展開は。
1つ目は、今までのホームページや紙媒体に加え、多言語の電子書籍やスマートフォンアプリなどデジタルコンテンツ事業を強化することです。
私は以前、情報端末や情報家電のインターフェイスデザインを専門におこなうデザイン会社にもいましたので、デジタルデバイスの普及にあたり多言語でのインターフェイスデザインを強化したいと考えています。
2つ目は、海外進出支援の強化です。現在でも上海には知り合いの会社があるので、今まで以上に現地でのサポートをできるシステムを考えています。既に美容理容関係は現在調査をしているところです。アジアが世界経済を引っ張るこの時代、地理的にも海外進出をする大きなチャンスを迎えているといえます。
インターネットの普及と格安航空の参入、いろいろな面で世界は近くなってきています。今後も経営資源となるデザインを提供して行きたいと考えています。

略歴

1973年生まれ

~2003年 中国上海において飲食店事業をプロデュース

・カレーショップ“派酷派酷(パクパク)”多店化展開
・日本料理“味蔵”出店サポート

2004年~中国語教室“CCA(チャイナ・コミュニケーション・アカデミー)”設立・運営サポート
2009年~NPO法人関西アジア人協会 理事就任
2010年~JBS日本福祉放送 サポーターズ・広報企画就任

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