イノベーションズアイ BtoBビジネスメディア

アークアカデミー 就職支援室 室長 大日方 勝弘 氏
日本語教育を通じ社会に貢献

取材日:2011年2月2日

アークアカデミーの教育の考えを教えてください。

null

私たちは、人材育成で社会貢献することを掲げています。主な業務としては、外国人に対する日本語教育と外国人に日本語を教える日本語教師の育成です。そのためには単に大学や試験に合格すれば良いということではなく、社会にでても通用する質の高いコミュニケーション力、すなわち「コミュニカティブ」として、伝える力、プレゼンテーション力をつけることに気を付けています。現在、当校の外国人生徒は約1,000人、日本語教師を目指す生徒は約300人います。その生徒一人一人の目的やニーズを知り、何をしてあげられるか、いっしょに何ができるかを考えサポートしていきます。
就職支援室ではどのような業務をおこなっていますか。
学校運営ですので、入り口である生徒募集、教育、そして出口のひとつの就職があります。その就職を支援しているのが就職支援室です。就職することは、人生の大切な転換期でもあるので、人生相談を含めた支援が必要です。また海外も含めた企業や学校とも付き合うことが必要です。
いまの外国人の就職状況はいかがですか。
日本人でも就職難といわれていますが、外国人でも決して良くなっているとはいえません。ただ、いろいろと企業をまわってもグローバル人材のニーズは高まってきていると実感しています。日本国内においても少子高齢化の問題もあり、外国人の教育や就職環境を広げていくことは必要だと考えています。
なぜこの業界で働こうと思いましたか。
学生時代から外国人と接する機会も多く、友人もたくさんいました。そこで、これからはこういう人たちと付き合っていく時代だと実感ました。それから海外と関連のある仕事をしたいと思い始めました。いまは、45カ国の生徒と接することができ、とても充実した毎日を過ごしています。違う価値観や考え方の人たちと同じ空間にいるということは、通常の企業ではありえないことだと思います。
将来の夢はありますか。
いま日本語を学習している外国人は、日本国内では留学生(就学生)で、約20万人いる状況です。世界でみると約400万人います。その約400万人という数からしても海外に進出している学校が少ないのです。海外に進出するにはいろいろとハードルはあると思いますが、私は海外で日本語を教える教育基盤をつくり、日本で活躍する人材、日本語を通じ世界で活躍する人材を育て、それが日本の活力につながることで社会に貢献したいです。

略歴

1974年生まれ
大学卒業後、総合物流会社、金融投資会社を経て2006年アークアカデミー入社、現在に至る

イノベーションズアイに掲載しませんか?

  • ビジネスパーソンが集まるSEO効果の高いメディアへの掲載
  • 商品・サービスが掲載できるbizDBでビジネスマッチング
  • 低価格で利用できるプレスリリース
  • 経済ジャーナリストによるインタビュー取材
  • 専門知識、ビジネス経験・考え方などのコラムを執筆

詳しくはこちら