株式会社コンシェルジュ 代表取締役 太田匠吾氏

公開日:2017年9月14日

AI活用し「個客」の確かなニーズをつかむ

どんな事業を手がけていますか?
チャットボット(チャット+ロボット)という、チャットのインターフェイスを利用したAI自動応答システムのコア部分である対話エンジン「ConciergeU(コンシェルジュ)」を開発・提供しています。
「ConciergeU」はLINEおよびFacebookメッセンジャーのチャットシステムに加え、Webサイトに自動応答システムをプログラミングなしで簡単に導入できるサービス。既製のiPhoneアプリなどでチャットを自動化する仕組みにも対応可能です。
利用シーンはさまざまで、マーケティングに使いたい、お客様からの資料請求への対応に使いたい、業務効率化に使いたいといった要望を聞きながら、一定のカスタマイズを行い、Saas型のプラットフォームでサービスを提供しています。
「ConciergeU」を使ったAI自動応答システムでどんなことができますか?
LINEのプロモーションや自社ホームページのカスタマーサポートなどで、「ボット」が人に代わってお客様と対話し、その中で自分が知りたい事柄を直接聞いてマーケティングデータを収集できます。
たとえばチャットを通じて、お客様から「私は東京に住んでいて、家を買おうと思っている。木造の家がほしい。4人で住む予定で、2階建てがいい」という情報を収集し、「それならこのタイプがお薦めで、資料をお送りいたします」といった対応をすることが可能です。
チャットによる対話で得られる情報は、お客様の直接の発言なので、基本的に間違いがありません。マーケット分析のように予測や誤差を差しはさむことなく、「このお客様が間違いなくこれを必要としている」という情報を収集・蓄積できるメリットは大きいと思いますね。
なお「ConciergeU」では、カスタマーサポート業務で緊急性の高い対応を求められるときなどには、チャットに人が介入し、ボットとシームレスに連携しながら応答ができるようになっています。
「ConciergeU」の強みは何ですか?
顧客エンゲージメントを高めるために、個々のお客様に対していかに特別感のある応答を実現していくかが重要で、当社の競争優位性もそこにあると思っています。お客様とボットとの対話を通じて蓄積される情報が増えていく中で、その人に対する理解を深め、「このお客様には間違いなくこれが刺さるに違いない」といった提案ができるようになることを目指しています。
今後どんなことに取り組んでいきますか?
スマートフォンが爆発的に普及し、チャットという通信手段が一般的になってからまだ10年も経っていない状況です。その中で、従来の電話、メールという通信手段とは明らかにユーザーの挙動が違うことがわかってきました。まだ仮説検証を繰り返しているところではありますが、特にデジタルマーケティング分野ではもっと顧客に寄り添った接客へと進化していくことは間違いないと感じています。
対話エンジンの精度を高め、さまざまな業種業界での使い方を含めて知見を増やし、よりよい製品を作りながら、多くのユーザーに使っていただけるような仕組みを構築していきたいですね。
インタビュー:ジャーナリスト 加賀谷貢樹

太田匠吾
東京大学大学院農学生命工学研究科修了。JPモルガン証券投資銀行本部でM&Aアドバイザリー業務や株式・債券関連の資金調達業務に従事したのち、産業革新機構で企業とのプライベートエクイティ投資やスタートアップ企業へのVC投資を経験。2016年にコンシェルジュを創業し代表取締役に就任

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