株式会社允元 デザイナー・COO 金 承賢氏(キム・スー)

公開日:2016年9月26日

トレンドを反映したファッションスタイリングサービスを展開

アパレル業ということですが、具体的な事業内容は。
 今年1月に起業しました。「Suek.Co(スエッコ)」という服飾ブランドで、月に数着をトレンドにあわせてプロデュースする「ファッションスタリング定期便サービス」を手掛けています。トレンドと個人の好みを掛けあわせて、体格にフィットするようにカスタマイズするものです。スタイルの好みに対する意見や体型の特徴などをお伺いしたうえで、トレンドを加味したオリジナルの服を制作し、申請翌月の20日に配送するサービスです。弊社でパターンと生地を選び、提携している海外のアトリエで制作します。忙しくて洋服屋にいけない人でも、体型に合うカスタム服が簡単に手に入ります。配送時には、コーディネートのアドバイスシートをお渡ししており、配送した服のコーディネート提案をはじめ、以前に制作した服とのコーディネートまで、いろいろなアドバイスを載せたシートを添付しています。
一般的なオーダーメイドとの違いは何ですか。また、どんな方が定期便を利用していますか
 トレンドにあった色や形を提案できることが最大の特徴です。料金も女性服はトップスやワンピース、ジャケットなどが一着9000-3万円程度、紳士服は5000-3万円と、オーダーメイドほど高くありません。例えば、男性でシャツ3着とネクタイ一本、パンツ一本で2カ月に一度の定期便利用で4万6700円です。顧客層については当初、家庭をもちながら仕事をしている30-40代後半の女性を想定していましたが、現在、男性からシャツの依頼が多く、男女比では半々です。
国内では珍しいサービスだと思いますが、競合他社はありますか。
 一時、米国で女性向けと男性向けの「スタリングサービス」というのがありましたが、これはスタイリストが顧客の好みにあわせてスタリングした服を送るというものでした。 しかし顧客の好みにあわせたと言っても実際の服を顧客が気にいるかどうかは無視して定期的に送っていたので、長続きはしなかったです。弊社は顧客と面談して好みに対してしっかりとカウンセリングしたうえで、提案するデザイン画も提示して契約しています。国内では、同じようなサービスを手掛けている会社はないと思います。
 事業内容としては、アパレルとは関係のないイタリアからのワイン輸入サービスというのもありますが。
 弊社は顧客に生活をより豊かにしてもうことをモットーに、顧客が時間をもっと有効活用できるサービスとして展開しているのが「ファッションスタリング定期便サービス」です。イタリアからのワイン輸入は、海外からモノを紹介するサービスの一環としてこれから始めようと考えています。現在、酒類の卸売と販売の免許を申請中で、免許を取得しましたらイタリア・ラッツィオ地方を中心に国内ではまだ流通していないワイン類の輸入販売を開始します。このほかにも、防腐剤抜きオーガニック製品などの提案・提供も考えています。

インタビュー:小森茂

金 承賢氏(キム・スー) ロンドン芸術大学セントラルセントマーティンズ校卒。大学時代から舞台衣装のデザイン・制作活動を展開。手掛けた舞台衣装は、「赤糸を紡いで~漂流寺山修司~」(劇団羊のしっぽ)やオペラ「仮面舞踏会」(オペラサロンとなかい)など多数。バンタン研究所にてインターナショナルプログラムのデザインベーシック/カラー理論講師。2016年1月允元設立し、デザイナー・COO(最高執行責任者)。29歳。韓国出身。

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