JACSS タイムリーナ中古トラックの売買が可能な「トラック市場」サイト開設

　中古トラックの売却・購入代行サービスを展開するJACSS（東京都中央区）は、整備会社や中古車販売業などの中間業者を徹底的に排除し、タイムリーな中古トラックの売買が可能なマッチングサイト「トラック市場」(http://www.truck-ichiba.com/)を開設した。年内に月間100台、5年以内に同100台以上の取引実現を目指す。

　同サイトは売り手と買い手を直接仲介することで、高額売却、定額購入を可能にした。これまでの一般的な中古トラックの流通では、売却の場合買い取り業者の利益、購入の場合は整備会社の費用や中古車販売業者の利益がそれぞれ加算されるため、売り手は定額売却、買い手は高額購入をせざるを得なかったのが実情だった。

　同サイトでは、NPO法人（特定非営利活動法人）、日本自動車鑑定協会（JAAA、東京都大田区）による車両査定に加え、過去のオークション実績に基づく同社独自のデータベースを活用し、売り手に対して合理的な売却額を提示。一方、買い手は三井住友オートサービスなど大手リース会社による入札会や全国78ヵ所のオークション会場に出品される中古トラックを適正価格で購入できる。同社の手数料は会員の場合、車両売買価格の１０%。

　同社では、大手物流会社の整備子会社と業務協力し、安価で優良な整備の提供や、ファイナンス会社90社との提携による与信の充実など、会員に対するサポート体制の強化も進めており、同サイトにおける取引拡大を目指していく考えだ。

「フジサンケイビジネスアイ」