太陽光発電、スーパーコンデンサー、節電ガラスコートなどの省エネ対策サービスを提供するアゴラ(東京都北区)は、鉄や紙、布などを特殊加工技術で融合し、斬新なデザインに仕上げたプランターを開発し、「GYPSY BRAND(ジプシー・ブランド)」シリーズとして販売を開始」した。
「ジプシー・ブランド」はアゴラと東京都あきる野市に拠点を持つ工房ジプシーが共同開発した製品で、創作アイデア、製造を工房ジプシーが担当し、最終工程で使う特殊コート剤をアゴラが供給する形で技術協力した。
これまで販売されていた鉄製のプランターは、錆を抑制させるための塗装が施され、鉄本来の素地がデザインに生かされていないのが実情。「ジプシー・ブランド」はセラミック系の特殊コート剤で表面処理することで、錆の進行を止め、錆をデザインとして取り入れた。
錆と金箔、紙、布などを融合させたせ製品もラインアップしており、花や植物を入れる器という位置づけだったプランターを、インテリア雑貨としても市場投入していく計画だ。販売価格は錆をデザインに生かした鉄製プランターが7800円から、錆と金箔を融合させたタイプが1万1000円から。現在、あきる野市内のフラワーショップ1店舗だけの販売だが、今後は全国のフラワーショップに販売網を広げるのに加え、インテリアデザイナー、店舗設計者などへも販路を拡大する考え。オーダーメイドも可能なため、飲食店や結婚式場、理美容関係、ホテル、旅館など幅広い分野への提案にも取り組む。
また、両社は第2弾として、石に金箔や英字紙をはり付けた、ユニークなインテリア雑貨を開発し、製造を始めた。現在、一般消費者を対象にモニターを募り、販売に向けた準備を進めており、今月末にも発売する予定だ。
【会社概要】
代表取締役:柏木一二氏
所在地:東京都北区田端新町3の6の14
℡ 03・6807・8161
URL http://agora-group.jp/
「フジサンケイビジネスアイ」