スポーツ用品メーカーのイミオ(東京都港区)は、育児に熱心な男性「イクメン」と子供の交流を後押ししようと、英単語が表記されたサッカーボールと動物の顔が全面に描かれたボールの販売強化に乗り出した。
今夏から、大手インターネット通販サイト「アマゾン」などに販路を広げ、取り扱い店舗も増やす。これを弾みに、両商品全体で今後1年間に約3万球の販売をめざす。
拡販を狙うボールは、親子で楽しみながら英語を学べる「Play!Study!」と、動物柄の「FOOTBALL ZOO」だ。
英語学習用ボールは直径19センチの合成皮革製。36面体の各面に動物などの愛らしいイラストと英単語が刷り込まれ、ゲーム感覚で英会話学習に活用できる。価格は2940円。
主なターゲットは、小学校入学前の幼児とイクメンだ。需要動向を踏まえて品ぞろえを拡充したい考えで、数字や漢字などを学べるボールの商品化も視野に入れている。
並行して同社は、直径15センチの動物柄ボール(1890円)の品ぞろえも強化しており、7月までに8種類を用意した。
一連の商品強化策を機に、全国のインテリアショップやスポーツ用品店を通じた販売も加速する。今年度末までに、イクメンボールの取り扱い店舗数を約500店に引き上げる計画だ。
「フジサンケイビジネスアイ」
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