起業支援のリバネス(東京都新宿区)は、大阪市中央区北浜にあった大阪事業所を、JR大阪環状線弁天町駅近くの「大阪ベイタワーオフィス」(大阪市港区)6階に移転し、「大阪本社」に格上げした。誰でも利用できるコワーキングスペースを設け、企業や大学の研究者、ベンチャーキャピタル(VC)、起業家などが自由に交流し、新たなイノベーションを起こす場を目指す。
大阪本社内には、研究開発スペースとセミナースペースで構成する「知識創業研究センター」と技術系スタートアップ向けの起業支援施設「イノベーションハブ」を併設。同社専属のコーディネーターを配置し、起業家による斬新でユニークなアイデアの具現化を支援する。
具体的には、リバネスが支援するものづくり支援施設「ガレージミナト」(大阪市港区)や「ガレージタイショウ」(同大正区)と連携して試作を行う。さらにリバネスと提携する大企業と販路拡大にも取り組む。
大阪本社の開所式であいさつしたリバネスの丸幸弘最高経営責任者(CEO)は「ここをハブ(拠点)にたくさんのベンチャーを生み出したい。関西には大学も研究機関も町工場も集まっている。2026年までに大阪で100社のベンチャーを育てたい」と意気込みを語った。
「フジサンケイビジネスアイ」