つくば支店オフィス棟「住まいと暮らしサロン」
アキュラホーム(東京都新宿区)は、中大規模木造建築物としては2棟目となる、つくば支店オフィス棟「住まいと暮らしサロン」(茨城県つくば市)を完成させた。木造2階建てで「サスペンション梁(はり)」という屋根が特徴。東西方向に吊屋根状の曲線をなし、ヒノキ材を交互にずらしながらビス止めすることで、張力と曲げ特性をバランス良くした。これにより風圧による吹き上げや偏荷重に対する安定性を確保している。
延べ床面積は約286平方メートル。2階事務所スペースは9×14メートル、1階の多目的ホールは斜め壁を耐力壁として設計することで7×10メートルの無柱空間をそれぞれ実現している。
住まいと暮らしサロンは、支店機能に加え、顧客・地域住民に対し、「家守り拠点」としての役割も果たす。例えば暮らし講座を開催するほか、大工道具や工具、メンテナンス用品などの貸し出しも行う。
また、展示・商談スペースのほかに、子供たちが木に触れながら遊べる木育スペースを設置。趣味やサークル活動の場としても活用できるようにする。
「フジサンケイビジネスアイ」