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AI活用ツール体系化

富士通株式会社 掲載日:2017年12月4日

富士通の「KIWare」の各ツールの位置付け
富士通の「KIWare」の各ツールの位置付け

■SEの知見生かして業務支援

富士通は自社グループのシステムエンジニア(SE)が持つ知見を業務支援ツール「KIWare」として体系化し、社内適用を開始した。

KIWareは、富士通が顧客企業のシステムを構築・運用する過程で蓄積してきた知見をベースに、SE業務の効率化・高度化を支援するために体系化したシステム構築・運用支援ツール群だ。同社の総合システム開発体系「SDAS(エスダス)」に含まれるツール群に、AI(人工知能)などの最新テクノロジーを活用した新たなツールを加え、社内での実証実験を経て体系化した。

ツール全体は、(1)プロジェクトマネジメント(2)上流工程(システムの要件定義や業務設計など)(3)開発工程(4)運用工程-の4つに分類され、それぞれにさまざまなツールを適用する。

プロジェクトマネジメントでは、プロジェクトに含まれるリスクを検知するとともに、そのリスクを回避するための施策を助言する「プロジェクトリスク予兆検知ツール」を来年4月以降に順次適用するという。

上流工程では、プロジェクト関連文書から、当該プロジェクトに特有の用語や表記ゆれの発生パターンをAIで学習・モデル化し、設計書作成時に入力された用語の誤用や表記ゆれをリアルタイムでチェックする「設計書用語自動推敲(すいこう)ツール」を適用。設計書の作成効率と品質の向上を支援する。

開発工程では、プログラムのソースコードレビュー時に、過去のプロジェクトのソースコードを深層学習(ディープラーニング)の活用などによってモデル化し、ソースコードの読みやすさや変更のしやすさを診断する「ソース診断ツール」を適用する。合わせて、プロジェクトの進捗(しんちょく)状況や品質状況をダッシュボード上で可視化し、プロジェクトマネジャーがリアルタイムで把握できるようにする「リアルタイムマネジメントツール」も、来年4月以降に順次適用していく。

運用工程では、自動収集したハードウエアやアプリケーション運用時のログ情報を監視し、通常時とは異なる状況が生じた際に警告を発する「運用ログ分析ツール」を利用する。AIを用いて通常時の稼働状況を常に把握することにより、異常発生時には素早い検知を可能にする。このツールも来年4月以降に適用開始となる予定だ。

富士通では、11月から50件のプロジェクトに対してKIWareの社内適用をスタートした。2018年3月までに180件に適用する計画だ。なお海外拠点についても、19年4月から展開を予定している。(インプレスウオッチ)

「フジサンケイビジネスアイ」

 
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