音声が文字に変わると、顔文字や絵文字の候補が並ぶ(バイドゥの「シメジ」サイトから)
中国のITベンチャー「百度」の日本法人、バイドゥ(東京都港区)は、スマートフォン向けの日本語入力キーボードアプリ「Simeji(シメジ)」に、音声認識とAI(人工知能)の技術を活用した音声入力機能を追加した。音声入力に合わせて顔文字や絵文字も自動入力できるようにして、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を多く使う若い世代のニーズに合わせている。 アンドロイド版の提供をこのほど始め、iOS版も7月にリリースする。 操作はシメジのアプリを立ち上げてスマホ画面上のマイクボタンを押して話しかけ、完了ボタンを押すだけ。百度本体が開発した音声認識技術によって、話した内容を自動的に文字に変換していく。 さらに同社の「自然言語処理」技術によって、適切な場所に句読点が入るようになっている。 変換候補には、音声内容にふさわしい顔文字や絵文字も複数表示され、簡単に文章の後に付け加えられる。
「フジサンケイビジネスアイ」