新サービスについて説明する金川裕一社長
総合支援を本格化
横河レンタ・リース(東京都武蔵野市)は、計測器の管理から活用、調達に至るまでを総合的に支援するサービスを本格展開する。その一環としてクラウド型の管理ツール「My Assets(マイ アセッツ)」の提供を開始。また、今秋には運用支援事業を開始するなど、各種ソフトサービスを順次広げていく計画だ。
民間企業や研究機関の間では、開発のさらなるスピードアップが求められており、計測器に対するニーズも多様化している。
一方、社内での一元管理が行われていないといった課題が残っているのも事実。こうした現状を踏まえ、「マイ アセッツ」を実用化した。
「マイ アセッツ」では機器、実績、依頼、アラームという4領域の管理を行う基本機能を導入。月額5万円で利用できる予約機能では、利用状況の見える化を図り社内全体での計測器の共有化を推進する。稼働率を上げることで、結果としてコスト削減につなげていく。
また、「集まった顧客データを分析し、販売支援などにつなげていく」(金川裕一社長)考えだ。2017年度中に36件の契約を目指す。
「マイ アセッツ」の構築に合わせて、現地棚卸しサービスなど管理業務の一部を代行する「My Assets アシスタンス」も提供する。今後はエンジニアの業務の支援サイトなども計画している。
「フジサンケイビジネスアイ」