「30代プレイングマネージャーの働き方~草食系社員を短時間で戦力化するために」と題するユニークな勉強会が、6月13日に六本木アカデミーヒルズで開催された。
グループウェアソフトメーカーのサイボウズが主催。安定志向で自主性に欠けるといわれることの多い「草食系社員」と、上司とのコミュニケーションギャップの解消などがテーマに上った。
自らプレイヤーでありながら、マネジメント業務も行う30~40代前半中心のプレイングマネージャーなど20人が勉強会に参加。30冊を超えるビジネス書の著作を持つバレッジコンサルティングの本田直之代表取締役が講師を務めた。
冒頭、サイボウズの栗山圭太プロダクトマネージャーが、「90年代型のモーレツ社員である上司と、最近入社した草食系社員とのあいだに立つプレイングマネージャーたちが、いま最も変化を求められているということを企業へのヒヤリングや製品開発の中で感じた」と、勉強会開催の動機について話した。
また本田氏は「草食系社員を戦力化するために30代プレイングマネージャーに求められるスキルの変化」というテーマで講演。「彼らは非常に知識が豊富。『草食系社員は駄目だ』と言う前に、いかに活用していくかを考える事が重要。草食系社員を戦力化するうえで、プレイングマネージャー自身が仕事術、コミュニケーション、ITの活用方法を総合的に進化させる必要がある」と語った。
講演に続いて行われたワークショップでは、参加者がグループに分かれてプレイングマネージャーとしての体験や悩み、問題の解決方法などについて真剣な議論を交わした。同セミナーは全3回の予定で、2回目は8月1日、3回目は9月20日に開催される。
サイボウズは今年、グループウェア『サイボウズ Office』の最新バージョンをリリースする予定。
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