家電製品などの価格比較サイトを運営するECナビ(東京都渋谷区)は、専門家による製品評価を「星の数」で紹介するサービスの提供に乗り出した。コンパクト型デジタルカメラを手始めに、冷蔵庫や液晶テレビなどの製品にも順次適用していく方針だ。
サービス名称は「星付き家電」。製品に詳しくない家電購入希望者でも一目で製品を比較できるよう、評価の高さを表す指標として星印を採用した。
評価過程の詳細は明らかにしていないが、家電に精通した専門ライターらを覆面調査員として起用する。
調査員は、製品を実際に利用し操作性や利便性などを調べる。調査を経て浮かび上がった率直な意見と点数を総合的に判断して高評価の製品に星が付けられる仕組みだ。
星の数は3段階。「迷わず選ぶ価値のある優れた製品」は三つ星、「バランスよく使える間違いない製品」には二つ星が付く。「特定機能に秀でた製品」は一つ星が与えられる。
デジカメの場合、68製品を調べ、9製品に星を付けた。
ECナビは、インターネット通販で扱われている家電などの価格や性能を比較するサイトで、月間利用数が約360万人。今回の家電格付けサービスを弾みに一層の利用増を目指す。
また、ホテルやレストランを星の数で格付けする仏ミシュランの「ミシュランガイド」の“家電版”として注目を集めそうだ。
「フジサンケイビジネスアイ」