アルバイトや派遣スタッフらの求人情報をインターネットで提供するディップは、看護師の職業相談に応じるアドバイザーの数を大幅に増やす。現在は50人を配置しているが、東日本大震災に伴う復興活動が本格的に動き出すのを機に、派遣看護スタッフへの需要が着実に高まると判断。2012年2月期までに100人へと増員、その後は150人体制を目指す。
アドバイザーは、転職希望の看護師に助言する。看護師は一定期間を経て他の職場に移るケースが多く、転職希望者への手厚い支援が派遣登録者の拡大に欠かせないと判断し、大幅な増員を決めた。
これに伴い、看護師紹介事業に焦点を当てたテレビコマーシャルに加え、駅看板や看護師向け専門誌への広告掲載に引き続き力を入れる。営業態勢も強化。昨年末から今年にかけて、首都圏の営業拠点を3店から13店に拡大した。また、約200人の社員に加えて、派遣社員100人を追加したほか、ウェブサイトも立ち上げ、地域密着型の営業活動を進めている。