メトロポリタンインベストメント(千葉県船橋市)は、千葉県産業振興センターより「平成25年度ちば農商工連携事業」の認定を受け、その助成事業の一環として活性炭を使った土壌浄化剤「環炭水」を開発した。
同商品は、超高性能活性炭を水溶化したもので、天然由来成分100%の土壌浄化剤。同社が主力商品としている プロ仕様のペレット「蒔いて環炭」にも使用している超高性能活性炭を水に溶かして、一般の家庭菜園愛好家にも使いやすいようにした商品。肥料成分や農薬成分を含んでいないため、だれでも安心して使用できる。
主原料の活性炭には多くの穴が開いており、その穴が植物の根などから出る老廃物や土の中に残留する農薬などを吸収し、植物の養分吸収を助け、植物が生育しやすい土にする。また、活性炭が土の中の過剰な有機物を吸着することにより、新しく外部より微生物を付加せずに、土壌が持つ本来のバランスを崩さず、多様な微生物が活躍できる環境を実現する。吸収効果のある穴が埋まるのはおよそ3~4年後。その間は老廃物などの蓄積による連鎖障害を軽減し、土が長持ちする。2リットルの商品に入っている超高性能活性炭の表面積は、テニスコート約600面以上で、広い面積と長い吸収効果のおかげで、長期にわたり残留農薬や過剰な有機肥料をしっかりキャッチすることができる。
同社は4月中旬より、千葉県内の「ケーヨーD2」6店舗にて「環炭水」の販売を順次開始した。今後は、さらに取扱店舗の拡大を目指すほか、農業以外の分野での活用も検討、提案していく。
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メトロポリタンインベストメント
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