日本を代表するブライダルファッションデザイナーの桂由美。2010年からは自身のプロデュースするファッション性の高い造花を用いた講座を展開するオートクチュールメティエール協会会長も務め、ブライダルファッション界のみならず、広範囲における日本の手工芸の技術の伝承に情熱を傾ける。

一方、月間総利用者数3,000万人を数える総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト代表取締役社長兼CEOの江幡哲也。2012年9月より「好きを仕事に」を理念に掲げる『楽習フォーラム』の代表となり、手芸クラフト分野を中心に技能講座を展開し、教室経営者やコスチュームジュエラーの活動支援を行っている。

ともに、日本人ならではの繊細なモノづくりの伝統を受け継ぎ、現代にアレンジし、未来へ託すための仕事に取組む、桂氏とオールアバウト江幡氏の新春対談から「元気な日本」を築くためのヒントを得た。

江幡:桂先生は2014年を、どのような年にしたいとお考えですか。

桂:今年もパリでのオートクチュールコレクションで幕を開けます。この記事が掲載される頃は、パリから帰国し、2月16日に両国国技館で行われる「ユミカツラ グランドコレクション in TOKYO」の準備に全力投球となります。

桂 由美(かつら ゆみ)氏
桂 由美(かつら ゆみ)氏
(株)ユミカツラインターナショナル 社長
1965年に日本初のブライダルショーを開催して以来、世界22か国以上でショーを開催しグローバルに活躍中。半世紀に渡りブライダルの最前線で活動しているが、その勢いは留まるところを知らない。

江幡:昨年も感激しました。両国国技館でのコレクションを楽しみにしています。

桂:今年はメジャーなガールズイベントを手がけている演出チームがショー構成をしますので、今までにない新しい世界をご覧いただけると思います。

江幡:ますます楽しみです。本当にパワフルなお仕事ぶりですが、どこからそんなエネルギーが湧いてくるのですか。

桂:一言でいえば使命感ですね。昨年末の紅白歌合戦では、水森かおりさんの「森の精」をイメージするダイナミックなコスチュームを作りましたが、あれはNHKから依頼を受けてからなんと、18日間で作りあげたものです。500mの布を新潟の職人さんが5日間で染め上げ、1000枚の花びらのパーツを縫製の方々が土台のドレスに留めつけ、まさに不眠不休の努力の結晶でした。

このように私の仕事は、多くの人に支えられて成り立っています。ユミカツラのブランドを考えると、そこには1万人くらいの方が働いてくださっている。そうした皆さんの生活に対しての責任がありますし、何よりも私達の仕事を喜んで下さるお客様に、最高のものをお届けするという使命があります。休んだり、倒れたりしてはいられないですね。

江幡:紅白、拝見いたしました。本当に素晴らしく見応えがあり、きれいでした。桂先生の常に多方面にアンテナを張り巡らせ、表現に結実させるクリエイター魂には、いつも驚かされています。

桂:パリでは「和紙モードの桂由美」と言われています。和紙がドレスになるなんて、誰が想像したでしょう。今は、友禅をテーマにドレスを作っています。こうした「メイドインジャパン」の美を世界に発信し続けるのは、日本のデザイナーの責務だと思って取り組んでいます。

江幡:世界で活躍される桂先生のコレクレションで、ドレスを彩るコスチュームジュエリーのいくつかに、私ども『楽習フォーラム』で技能認定を修得したコスチュームジュエラーが技術協力をさせていただき、誇らしく思っています。

桂:ユミカツラのドレスにコスチュームジュエリーは欠かせません。ビーズやワイヤーなどを駆使する繊細なモノづくりは、オートクチュールの一環として誇りをもって世界に発信しています。

私の母は、結婚してから洋裁や編み物を学び、そこから自ら洋裁教室を始め、その後学校経営にまで発展していきました。日本人は昔からモノづくりのセンスに恵まれ、文化的にも優れた土壌があると思います。

そのようなモノづくり文化の推進をする意味でも『楽習フォーラム』の活動は応援したいです。

江幡 哲也 (えばた てつや)氏
江幡 哲也 (えばた てつや)氏
(株)オールアバウト 代表取締役社長 兼 CEO楽習フォーラム/(株)コロネット 代表取締役社長
『システムではなく、人間。』という企業理念のもとWEB&リアルで更なる事業の拡大を図り、個人を豊かに、そして日本を、社会を元気にしたいと考えている。
「その道のプロが、あなたをガイド」 http://allabout.co.jp/
「好きを仕事に」楽習フォーラム http://www.gakusyu-forum.net/

江幡:『楽習フォーラム』で行っていることは、桂先生のお母さまのお考えに通じるものがあると感じました。好きなことを学び、身に付けた技術を活かして、モノを作る喜びを感じたり、教室を始め、教えることで生きがいを味わえる社会を実現すること。中には作家的な活動をめざす方もいますし、家庭と両立させながら教室ビジネスを始める方もいます。「好きを仕事に」する女性達が増えると、何よりも家庭が明るくなります。女性が元気だと、日本全体に活気が蘇ると信じています。

桂:そうですね、いつの時代も女性が活き活きとしていることは、大事なことですね。

私は世界に類を見ないドレス創りを仕事としていますが、母が私に作ってくれた洋服も同じく世界にひとつしかないものでした。オートクチュール、手作り、ハンドメイドとは、そういうものなのです。

人がひとつひとつモノを作っていくことの喜び、生きがい、そして真心を込めて作ったものを大事な人にお渡しすることで得られる感動…。そうしたものが無くなってしまったら、生きることはなんて味気ないものになるでしょう。

私がブライダルを生涯のテーマとしているのは、花嫁さんはもちろん、娘や息子を育てたご家族皆さんの感動や喜びが、私自身の喜びと繋がるからなのです。

江幡:同感です。私も『楽習フォーラム』で、作る喜びや作ったものを身につける楽しさ、教える生きがいに目覚めた皆さんの顔を見ていると、こちらまで元気をもらえますから。

桂:本当に、多くのみなさんに元気になってもらいたい。そう、2014年の抱負は、生涯のテーマでもあるブライダルで、日本を元気にすること。

ブライダルと言えば、少子化、非婚率の増加など大きな問題はありますが、いろいろ知恵を絞って、明るい方向に変えて行きたいです。

それには今までと同じことをしていてはダメなので、新しいこと、元気の出ることに前向きに取組んで行きましょう。

江幡:私ども『楽習フォーラム』でもコスチュームジュエリーメイキング講座や桂先生プロデュースの造花を用いたオートクチュール・フルール講座でも更に新しいコンテンツを加え、皆さんが学びたいと思える講座を提供する1年にしていきます。これからもよろしくお願いします。

すべての方に、ウェディングの感動を!

ブライダルファッションを通じて若い世代の方々に夢と希望を届けるため、「結婚っていいな」と感じてもらえるようなウェディングドレスを発表します。

さらにフォトジェニックな新和装やスタイルアップ効果満点のメンズフォーマルなど約100点の新作ブライダルファッションをラインナップ。

ファッション誌で活躍中の人気モデルやCrystal Kay(クリスタル・ケイ)などのアーティストライブを融合させたエキサイティングなステージです。

カップルだけではなく、お友達やご家族とご一緒にお楽しみ下さい。


2014年ユミカツラ グランドコレクション in TOKYO HANA YUME(ハナ ユメ)

2014年2月16日(日曜日)両国国技館 (13時の部と17時の部の2部構成)
ショーの内容やチケット情報はこちらをご覧ください。
http://tbc.katsura-yumi.co.jp/
※チケットに関するお問合せ キョードー東京:0570-550-799
(受付時間 平日11:00~18:00 土日祝10:00~18:00)

(企画)楽習フォーラム
〒105-0021 東京都港区東新橋1-1-21-8F
Mail:info@gakusyu-forum.net
http://www.gakusyu-forum.net/

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