殻を破らせる社員教育の秘訣

第16回

社内での人間関係を良好にし、チームを強くするための考え方

別役慎司 2017年7月11日
 
株式会社ASCEND FEATHER代表、
シアタースタイルプレゼンマスターの別役慎司です。

人が常識的に正しいと考えていることにはしばしば落とし穴があるものです。
みんなが正しいと考えていることが本当に正しいのであれば、
今の世界ははるかに良い世界になっているでしょう。

例えば、「評価する」ということ。
これは、モチベーションを上げることや、叱咤激励することに繋がりますし、
現在の位置を確認したり、チームを目指すべき方向へ導くことにも繋がります。

しかし、評価することには落とし穴があります。
そもそも評価というのはすべて過去のものです。
人は一瞬一瞬、未来の方向に進んでいます。
評価が出た時点で、それは過去のものであり、下手すれば何ヶ月も前の評価だったりします。

現在とずれているのに、評価に意味があるでしょうか?
いちいち過去に戻ることによって、せっかく成長していても
過去の尺度でレッテルを貼られることになります。

例えば、新入社員に対して、叱咤激励する意味で評価を伝えたとします。
あなたは現在の新入社員の成長や力量や気持ちを無視して、
過去基準の評価で未来の話を始めます。
ときには、相手を混乱させるかもしれません。
ときには、意気消沈させるかもしれません。

人間関係をよくし、チーム全体も強くするためには、
現在の姿を見ようとする意識が大切だと思います。
常にわたしたちは変化しているのですから。

そして、評価するにしても、大事なのは心です。
私は、俳優ロールプレイヤー派遣で、何度も人事評価のロープレを行っています。
部下役として評価面談を受けるのですが、評価内容よりも
上司からの思いやりや気遣いの言葉のほうが大切だと強く感じます。

今現在の相手に意識を向けて、コミュニケーションを取ることが出来るか?
それが良好な関係性と、チームワークにおいて極めて大事なのです。
 
 
 このコラム筆者のe-ラーニング講座開講中! シアタースタイル プレゼンの3つの流儀  ビジネスの成功のために重要なプレゼンスキルを劇的にレベルアップするだけでなく、
あなたの人生を大きく変えてしまうほどの力を秘めた
「シアタースタイルのプレゼン術」、そのエッセンスをここに凝縮!

プロフィール

株式会社ASCEND FEATHER
別役慎司 (べっちゃくしんじ)

劇作家・演出家・俳優訓練トレーナー・俳優・研修講師・引き寄せの法則専門家
財団法人JBS日本ビジネスセミナー協会認定研修講師

1975年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒、日本大学大学院芸術学研究科修士課程修了。
日大在学中に劇作家のキャリアをスタートさせ、1994年には神奈川県演劇脚本コンクールにおいて最年少で第一席に。
大学院在籍時、海外派遣制度にて選抜されロンドン大学ロイヤルホロウェイ校に留学。
世界最前線の俳優訓練法や演出法を研究して帰国、以来、スタニスラフスキーシステム、シアターゲーム、インプロヴァイゼイションといった世界標準のメソッドを提供している。
大原高等学院、劇団ひまわり、東京アニメーションカレッジ専門学校、VANZ ENTERTAINMENTなどの外部講師も歴任。
現在はSTONEψWINGS アクティングスクール校長、株式会社ASCEND FEATHER代表取締役、FEATHER IMPRO ACT PROJECT代表として、俳優指導を行うかたわら劇団活動にも力を注ぎ、脚本・演出・出演をすべてこなす。
また子供たち対象の演劇教育にも造詣が深い。世界の俳優訓練法をビジネス教育や一般教育に応用した新分野を開拓し、インプロトレーニングやスピーチ・プレゼン指導を積極的に展開している。
研修講師として登壇したり、自社セミナーを行うほか、人前で自信をもって話せるために「スピーチクラブ」を設立し、主宰をつとめている。
著書の「誰でも人前で台本なしに10分間話せるようになる本」(CCCメディアハウス)はアマゾンベストセラーランキング総合1位を獲得した。

同じカテゴリのコラム

コラム検索
新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。