講師のホンネ

第43回

この国を元気に、夢と未来のある国に

大谷 由里子 2017年6月7日
 
講師の語源は、「講師(こうじ)」からきている。僧が仏様の経伝をわかりやすく伝えることを言った。だからこそ、私たちの仕事は世の中をわかりやすく伝えることだと思っている。上司と部下や世の中と会社のギャップを伝えて、差を埋めることが大切だ。

けれど、講師はあくまでも手段であって、決してゴールではない。講師という仕事を通して何を成し遂げたいのか、いつも自分と向かい合っていなければならないと感じている。私が本当にやりたいことは、この国を元気にすること。夢と未来のある国にすること。

ありがたいことに、講演や研修では「大谷さんの話を聞いて元気になった」「一歩踏み出すきっかけをもらいました」と、たくさんの人から言葉をかけてもらう。

あるとき「本当にこの国は元気になって、明るい未来と希望のある国になっているのか?」「言葉だけでは限界があるんじゃないだろうか?」と考えて、考えたときに、「やっぱり、私は、もっともっと行動したい」と思った。講師業だけに甘んじている場合じゃない。そんなときに声がかかったのが「アゼルバイジャン和食地酒EXPO」の実行委員メンバーの話。「アゼルバイジャンに日本の商品を広めに行こう」と誘われた。アゼルバイジャンは親日で日本語を勉強している人も多く、和食に興味があるという。

そういえば、いつも講演で「もっともっと、日本の素晴らしさを世界に伝えたい」「行動することが大切」などと偉そうに言ってきたはず。人生は、ワンチャンス。そう思ったら「やるしかない!」と実行委員会のメンバーに加えてもらった。

まだまだ、思い通りに行かないこともたくさんある。「アゼルバイジャン、何、それ?」と否定的な人もいれば、「おもしろそうだね」と興味を持つ人もいる。先行投資で持ち出すものもいっぱいある。

それでも、動くから分かることがある。言ってるだけと、行動してみるのでは、まったく違う。
 
「この先、何があるのだろう」「どんな未来を築けるのだろう」

ワクワク、ドキドキしながら今まで講師として人前で伝えてきたことを実行に移している。
2017年6月7日フジサンケイビジネスアイ掲載
 
 

プロフィール

有限会社志縁塾
大谷由里子

おおたに・ゆりこ 1963年、奈良県生まれ。
85年吉本興業に入社。マネジャーとして活躍後、2003年に志縁塾設立。

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