経営の解体新書~いざ、未知を道へ~

第7回

コンサルタントに必要な人間力

浅野泰生 2017年9月26日
 

「お客様から信頼されるコンサルタントになりたい」

「コンサルタントとして中小企業の支援をしていきたい」


現在、当社が実施している新卒採用活動で、学生に自己紹介をしてもらうとこのような意気込みを語ってくれます。


私は、学生に「コンサルタントに一番必要な能力はなんですか?」と問いかけます。知識、経験、誠実さ、分析能力、問題解決能力などと答えてくれます。学生の答えには何ひとつ間違いはありませんが、私は「人間力」だと伝えます。


私が言う「人間力」とは、「ビジネス上の利害関係者に何らかの影響を与え、それによりその人に良い変化を生じさせる能力」です。


当社が会計事務所とともに展開するMAS監査というサービスは、現状とありたい姿のギャップを認識し経営課題を抽出していくサポート型のコンサルティングです。経営計画を立てることにより、課題を抽出し、それを克服するための行動目標を設定します。


そこまでして「では、頑張ってください」と計画書やレポートを渡すだけは、価値を感じない社長も多いはずです。経営者の頭の中が整理されるという価値はあるかもしれません。


しかし、ほとんどの経営者は、自社に何が足りないのか、何をしなければならないのかを薄々気づいているのです。わかっていても実行できないことが問題なのです。


そこで社長に向かって「やることが明確になりました。私も本気でサポートするので、社長も本気でやると約束してください」と迫れるかどうか?

私が思う価値を感じるコンサルタントは、社長に影響を与えるだけでなく、実際に行動するという良い変化を生じさせられます。


もちろん、知識や経験は必要不可欠です。ただ、コンサルティングで成果が出るか否かは「人間力」にかかっています。


 
 

プロフィール

株式会社MAP経営
代表取締役社長 浅野泰生


「経営計画」一筋27年の株式会社MAP経営の代表取締役社長。
経営計画の立案を通じ社長の課題設定力を醸成し、行動計画の徹底と人材活用の両面からビジョン構築とその達成を支援するビジョンナビゲーター。
大学卒業後、親のコネで国内最大級の飲料メーカーに入社し、飲料をトラックで運ぶ配送業務に従事。新入社員の年間MVPを獲得するも退社。
その後、職を転々とし、4回にわたる転職人生で多額の負債を負うことになる。
2006年に株式会社MAP経営に平社員として入社。
入社1年後の2007年に取締役就任、2014年より現職というスピード出世を実現する。
2013年発売『最強「出世マニュアル」』の著者でも知られている。

・執筆履歴
 『最強「出世マニュアル」』(2013年マイナビ新書)

同じカテゴリのコラム

コラム検索
新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。