経営の解体新書~いざ、未知を道へ~

第6回

ゴールを決める

浅野泰生 2017年8月8日
 
「○○さんに私ができることは何かな?」
先日、あるビジネスパートナーの方から当社の社員への一言。経営計画で中小企業の経営体質を強化しようとしている当社のビジネスに関心を持ち、何かお手伝いできることはないか、という有難い言葉です。

ソフトバンクの孫正義社長は、成功する人と成功しない人を以下のように定義しています。
成功しない人は「山のふもとでうろうろして一生を終える」
成功する人は「行きたい山の頂上を定め、そこから逆算して行動する」

孫社長はソフトバンク創業時に人生50年計画を立てました。「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1000億円貯め、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ」というものです。

20代の頃から「豆腐屋の精神で1兆(丁)、2兆(丁)という商売をする」と言いながら、33年で営業利益1兆円の巨大企業を創り上げました。営業利益1兆円超えは、トヨタ自動車、NTTに次ぐ日本で3社目の快挙です。

まずゴールを決めて、そこに至るまでのマイルストーンを設定し、今やるべきことを実行していく。孫社長は、“逆算”思考で次々と目標を達成してきました。

ここで、冒頭の言葉に戻ります。
問われた当社の社員は、「将来経営者になる、経営者になるためには3年後に支社長になる、支社長になるためには今年トップセールスになる、今年トップセールスになるためには月に3件の新規受注が必要。そのためにお客様の紹介が欲しい」と澱みなく語りました。
それに対し、ビジネスパートナーは「ゴールが決まっている人には、与えやすい」と…。

ゴールを決めないと課題は明確になりません。未来からの“逆算”こそが、経営計画そのものです。

 
 

プロフィール

株式会社MAP経営
代表取締役社長 浅野泰生


「経営計画」一筋27年の株式会社MAP経営の代表取締役社長。
経営計画の立案を通じ社長の課題設定力を醸成し、行動計画の徹底と人材活用の両面からビジョン構築とその達成を支援するビジョンナビゲーター。
大学卒業後、親のコネで国内最大級の飲料メーカーに入社し、飲料をトラックで運ぶ配送業務に従事。新入社員の年間MVPを獲得するも退社。
その後、職を転々とし、4回にわたる転職人生で多額の負債を負うことになる。
2006年に株式会社MAP経営に平社員として入社。
入社1年後の2007年に取締役就任、2014年より現職というスピード出世を実現する。
2013年発売『最強「出世マニュアル」』の著者でも知られている。

・執筆履歴
 『最強「出世マニュアル」』(2013年マイナビ新書)

同じカテゴリのコラム

コラム検索
新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

ビジネスカレッジ(IBCセミナー)

一覧へ

シアタースタイル アルティメット 究極のプレゼン塾

二代目社長育成講座

お金儲けのためのSNS・ブログ勉強会