経営の解体新書~いざ、未知を道へ~

第5回

信念の強さ

浅野泰生 2017年7月7日
 
「社員の反発にあって物事が進まない…」
「社員に批判されるのが怖いから、大胆な変革ができない…」

先日、ある経営者からこのような弱気な発言を聞きました。社員からの批判批評を気にしすぎて、重要な意思決定を下せないまま過ごしている経営者を多く見かけます。

かく言う私も、以前は社員からの批判批評を気にしすぎて、大胆な意思決定を躊躇してしまうことがありました。他人からの目を必要以上に気にする気質だったのです。

3年ほど前、大学の同級生で経営者である友人と食事をしていたときの話です。
友人は「お前は、誰のため何のために会社の意思決定をしているのか?」と質問してきました。私は間髪入れず「お客様のため、会社のためだ」と答えました。
続けて「私利私欲はないか?」と聞いてきたので、「まったくない」と答えました。
そうしたら「それなら、お前の信念が足りないだけだ」と叱咤されたのです。

つまり、本当にお客様のため会社のためにしている意思決定であり、そこに込められた信念が強ければ強いほど、「外野」の声は気にならないはず。仮に気になるのであれば、その意思決定に自信がないのか、信念が不足しいるということ。そこに私利私欲が絡めば後ろめたい気持ちがあって他人からの批判が気になるが、なければ気にならないはずだというのです。

それ以来、私は「それはお客様のため、会社のためか?」という自問自答と強い信念を持って意思決定を行うことにより、ビジネスにおける関係者からの批判批評が気にならなくなりました。

社員の批判に敏感な経営者や部下の顔色が気になるマネージャーは、一度自身の「信念」と向き合ってみましょう。

 
 

プロフィール

株式会社MAP経営
代表取締役社長 浅野泰生


「経営計画」一筋27年の株式会社MAP経営の代表取締役社長。
経営計画の立案を通じ社長の課題設定力を醸成し、行動計画の徹底と人材活用の両面からビジョン構築とその達成を支援するビジョンナビゲーター。
大学卒業後、親のコネで国内最大級の飲料メーカーに入社し、飲料をトラックで運ぶ配送業務に従事。新入社員の年間MVPを獲得するも退社。
その後、職を転々とし、4回にわたる転職人生で多額の負債を負うことになる。
2006年に株式会社MAP経営に平社員として入社。
入社1年後の2007年に取締役就任、2014年より現職というスピード出世を実現する。
2013年発売『最強「出世マニュアル」』の著者でも知られている。

・執筆履歴
 『最強「出世マニュアル」』(2013年マイナビ新書)

同じカテゴリのコラム

コラム検索
新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

ビジネスカレッジ(IBCセミナー)

一覧へ

シアタースタイル アルティメット 究極のプレゼン塾

二代目社長育成講座

お金儲けのためのSNS・ブログ勉強会