海外販売で世界へ!世界一周バックパッカーからの起業

第5回

Paypalなしの海外販売なんて、ありえない!

佐藤 亘 2016年3月29日
 


日本人が知らなさすぎるPaypal、でも欧米では常識!

海外販売を始めるなら、
絶対に抑えておきたいのがPaypalです。

日本ではあまり知られていないPaypalですが、
世界中で2.3億の登録ユーザーと
1億以上のアクティブアカウント(※1)を持ち、
今も利用者がどんどん増え続けている決済システムです。

Paypalを利用できるオンラインショップは900万店以上、
203の国と地域で利用でき、26の通貨(※2)に対応しています。
海外、特に欧米では、Paypalは
最もメジャーな決済方法の一つとして広く普及しています。


クレジットカードと比較しても圧倒的!


例えば、世界の5大クレジットカードブランドの一つ、
日本を発祥とする唯一の国際ブランドであるJCB
と比べてもPaypalの普及率は圧倒的です。

JCBのロゴマークを付けたクレジットカードは、
世界各国のJCB加盟店で利用でき、
JCBブランド共通サービスを利用することもできます。

JCBも膨大な会員数を持ちますが、
それでもその数は8,018万人(※3)。
Paypalとはケタが違います。


Paypalの超魅力的なメリット!


販売者がPaypalを利用するのに、
初期費用や月額利用料が無料なのは、
非常に大きなメリットです。

決済ごとの手数料だけが掛かるシステムで、
その手数料もお得です。
基本的には1件あたり 3.6%+40円(※4)。
異なる料率もありますが、クレジットカードや代引きなどと
比べてもまったく引けをとらず、かえって安いほどです。

イニシャルコストもランニングコストも掛からず、
この料率だけで利用できるので、ビジネス開始時の
コスト削減や運営上のコスト低減にも非常に役立ちます。

しかも、PayPalは相手先のメールアドレスだけで
振り込みができるので、比較的容易に海外と
やり取りすることもできるのです。

購入者側にとっても、クレジットカード番号が
ショップに伝わらないという安全性が非常に魅力的です。

セキュリティと保護制度があるから安心!


Paypalでは、不正を未然に防ぎ被害を
最小限に抑える、独自の不正防止モデルが
採用されています。

例えばアカウントに通常とは異なる動きがあった場合に
一時的にアカウントを制限したり、
不正が多い業界には追加審査を行うなど、
オンライン決済15年以上のノウハウと経験から作られた
不正防止モデルを利用した、万全の対策が取られています。(※5)

しかもPayPalは、トラブル時も買い手保護制度で
利用者を保護してくれます。(※6)


売り手にちょっと厳しいからこそ利用者が増える!


Paypalでは被害を最小限に抑えるため、
次のような場合にアカウントが制限されることがあります。(※7)

・アカウントが第三者に不正にアクセスされた場合
・利用規定ポリシーへ違反したと判断された場合
・顧客からチャージバック、クレームなどの報告件数が増加した場合
・アカウント登録時の事業内容に変更があった場合

それ以外にも、売上が急増して1ヶ月の売上が
300万円を超えると、保留金が課せられます。

このようにリスク管理が徹底していて、
買い手のリスクを軽減するために
売り手に厳しいと思える制限を課します。

しかしだからこそ、世界中でネットショッピングをする人の
多くがクレジットカードよりもPaypalを選ぶのです。

クレジットカード番号の盗難や不正利用の予防のためにも、
多くの人がPaypalを利用します。


クリスマスギフト詐欺をPaypalで実際に防止!


実際に、海外販売をしていて
Paypalに不正を未然に防いでもらった経験もあります。
クリスマスシーズンのある朝、商品20個、
合計約30万円分の購入があったという連絡がきていました。

私の第一印象は、
「……詐欺?」

次にPaypalからメールがあり、
購入者はPaypal未認証のユーザーなので、
安全保護のためにアカウントを確認中です、
という説明がされていました。

この場合、PayPalから支払い決済の知らせが来るまで、
商品の発送を保留しておくことになります。

PaypalがOKを出せばそれから発送すればいいですし、
NGだった場合は詐欺などの損害を未然に防ぐことができるので、
安心です。

実際にこの購入案件は、Paypal側から
「問題が解決されませんでしたので、
取引を取り消します」という通知が届き、
発送を保留していたおかげで損害を出さずにすみました。

もしこれがクレジットカード会社とのやり取りたっだら、
チャージバックなどの詐欺に遭っていたかもしれないのです。
Paypal決済で救われた例でした。


正直、売上30万円は惜しかった……、
けど、詐欺で商品だけ持って行かれては元も子もありません。
トラブルを未然に防いでくれるPaypal、
特に海外販売においては助けられるケースが多くあります。

Paypalは日本での認知度はまだまだ低いですが、
海外では圧倒的な普及率を誇ります。
越境ECにはユーザーフレンドリーという点からも
トラブル予防のためにも、欠かせない要素なのです。



※1 Paypalホームページ
 アクティブアカウント
 ……過去12カ月の間に1度以上利用したアカウント
https://www.paypal.com/webapps/mpp/about
https://www.paypal.com/jp/cgi-bin/webscr?cmd=xpt/Marketing/bizui/AccessUserBase-outside

※2 Paypalホームページ
 日本のペイパルアカウントでは22の通貨が利用可能
 (2016年3月現在)
https://www.paypal.jp/jp/contents/support/faq/faq-038/

※3 Wikipedia
 2013年3月末日時点での会員数
https://goo.gl/IGlDBl

※4 Paypalホームページ
 2013年3月末日時点
https://www.paypal.jp/jp/lp/aboutpaypal/

※5 Paypalホームページ
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/preventing-unauthorized-use

※6 Paypalホームページ
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/paypal-buyer-protection
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/paypal-seller-protection
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/ua/useragreement-full?locale.x=ja_JPbus_premier_9#bus_premier_9

※7 Paypalホームページ
https://www.paypal.jp/jp/contents/support/faq/faq-069/



 
 
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プロフィール

ジャパンコンサルティング株式会社
代表取締役 佐藤 亘(さとう わたる)

北海道出身 上場通信会社の取締役を退任後、35歳の時に世界40ヶ国を巡る旅へ。 約1年の旅の中で日本製品の需要と評価の高さを実感する。
帰国後、「日本と世界をつなぐ仕事」をしたいと言う思いから、
ジャパンコンサルティング株式会社を設立。

幅広いジャンルの商品70万アイテム以上を海外販売で取り扱い、
膨大なデータとノウハウを蓄積する。
その後、企業の海外WEB販売、販路開拓をさまざまな面から総合的に支援する事業をスタート、
多くの企業を、海外販路の拡大や売上大幅アップなどの成功へ導く。

現在は事業を拡大し、世界40ヶ国約400人に及ぶ各分野の専門家であるネイティブスタッフと連携して、
進出先の国やターゲット層に合わせた戦略の策定、ECサイトの企画・作成、
eBay、Amazonなどのマーケットプレイスにおける効果的な販売や集客、運営についての支援、
有力な販路開拓を効率的に探すための提案、海外販売の代行サービスなど、
日本企業の海外進出を具体的かつ全面的にサポートする事業を幅広く展開している。

「日本の売りたいと世界の欲しいをつなぐ」ための事業をさらに拡大中。

経済産業省、中小機構などセミナー開催、講演、メディア掲載多数。

ジャパンコンサルティング株式会社
Web Site : http://www.j-consulting.co.jp/
Video  :https://youtu.be/uHD5r3pjLB0
Linkedin : www.linkedin.com/in/watarusato10

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