海外販売で世界へ!世界一周バックパッカーからの起業

第15回

リンクトインを使って海外代理店・販路をアプローチ!

佐藤 亘 2016年7月5日
 

海外の代理店や販路を開拓するとき、

まずどこから手をつけていいか困っていませんか?

そんな担当者にオススメなのが、Linkedin(リンクトイン)の活用です。

 

Linkedin(リンクトイン)とは?

 

Linkedin(リンクトイン)はビジネス向け交流サイトで、

世界最大規模のビジネスユーザー登録数4億を誇る

ソーシャルネットワークサービスです。

このサービスを使えば、世界各国のビジネスユーザーと

コネクションが可能で、様々な国の会社情報を閲覧することができます。

また、国別、業種、会社規模、担当者の名前から経歴まで

わかるため、海外リサーチや現地の取引先選定、代理店開拓に最適です。

目的の地域や国にピンポイントでアクセスできるため

効率よく販路開拓が可能というわけです。

 

2016年6月に米マイクロソフトが買収

 

世界のビジネスユーザーに利用されているリンクトインを

2016年6月13日に米マイクロソフトが約260億ドル(約2兆7500億円)で

買収すると発表したばかり。マイクロソフトのような大企業が

買収するほどのポテンシャルがあるリンクトインですが

日本のビジネスユーザーにはあまり認知されていないのが実情です。

 

リンクトインの会員数や各国の内訳、どんな人が登録している?

 

世界4億人を超えるビジネスユーザーとお話ししましたが

どんなユーザーが多いかというと、主にB2B向きのビジネスを行っている

プロフェッショナルなユーザーが利用する傾向があります。

 

会員は世界200以上の国や地域にわたり登録があり、

現在では1秒に2名のスピードで会員が増加していると言われています。

最も増加していると言われている属性は学生で、

現在4,000万人以上が登録しています。

 

地域別会員数は以下のような内訳になっています。

中近東・アフリカ:1億3,800万人以上

欧州:1億400万人以上

アジア太平洋:9,200万人以上

ラテンアメリカ:6,000万人以上

中東・北アフリカ:1,800万人以上

東南アジア:1,700万人以上

ドイツ・オーストリア・スイス:800万人以上

日本は100万人です。

 

(参考)https://press.linkedin.com/about-linkedin

 

これだけのユーザーを誇るネットワークを利用しない手はありません。

 

リンクトインの3つのサービス内容とは?

 

リンクトインのビジネスモデルは以下、大きく3つあります。

 

1. タレントソリューションズ

2. マーケティングソリューションズ

3. プレミアムアカウント

 

まず、タレントソリューションズはどんなものかというと

法人向けの人事採用システムとなります。

このシステムを使い、世界各国の人材募集情報を掲載したり、

人材検索から連絡ができたりなど、

企業の採用活動をサポートしています。

 

次にマーケティングソリューションズですが、

これはリンクトインの広告サービスです。

対象顧客をターゲティングし、テキストやバナー、リッチフォーマットで

広告掲載が可能です。

B2Bのビジネスユーザーが多く利用しているサービスであるため

顧客のターゲティングをすれば、エンゲージメント率は

他のプラットフォームで広告出稿するよりも

はるかに高く、また優良顧客である確率が高いのです。

 

最後はプレミアムアカウントです。

これは個人向けの優良サービスで、

より多くの企業やビジネスユーザーとの出会いの機会を創出できるよう

メールや紹介依頼など拡張機能が利用できるものです。

 

こういったサービスを展開しているわけですが

日本国内ではあまり認知されていません。

なぜかといえば、共通言語が英語だからです。

 

日本ではビジネスをする上で英語を使ってやりとりする企業はごく一部。

すでに海外取引をしているか、現地に関連会社がある企業に

限られています。

 

そしてリンクトインは一応言語24ヶ国語に対応しており

もちろんその中に日本語も含まれていますが、

サービス利用者のほとんどが日本語で情報発信をしていません。

世界の共通言語は英語ですので

もちろん、英語のやりとりが一番多いわけです。

 

日本人の英語への苦手意識が、

サービス認知の遅れの最大の要因と言えるでしょう。

 

しかし、リンクトインをうまく利用できれば、

海外の代理店や販路を開拓する上で効率的なことは間違いありません。

それでは次に、海外で販路開拓に成功した事例を

ご紹介します。

 

中古スマートフォン・タブレット販売会社がリンクトインで販路開拓に成功

 

今回は日本の中古スマートフォンやタブレットを販売する会社が

リンクトインを使って、アメリカ・カナダ・メキシコ・ロシアなどに

販路開拓ができた事例をご紹介します。

 

これまで、各国の現地店舗では日本製の端末は中国経由で購入されていました。

しかし、偽物の危険性や、商品の品質などに不安があったため、

どこの国も日本の安心できる代理店を探していたのです。

 

そして、そのリサーチに利用されたのがリンクトインでした。

日本の中古スマートフォンやタブレットを扱う企業はたまたま

リンクトインを利用していました。

 

そこで海外の現地店舗からオファーを受けることができたのです。

無事に契約が進み、その会社は現地でスマートフォンの店舗販売を

しているストアに商品を卸すことに成功しました。

 

実際に端末販売を開始したところ

端末の不具合も少なく、現地ストアでも安心して購入できると

お客さんにも好評で、以前と比較して

動作確認チェックや、顧客からのトラブルの問い合わせも減ったそう。

 

この事例のように、海外では日本の中古市場は

品質が高く、保証も良いと評判が高いため、

とても人気があるのです。

 

リンクトインを利用しているだけで、

このように海外の店舗の方から声がかかるケースも

少なくありません。

海外展開する上での会社リサーチや

実際に現地企業の担当者とコネクションを持つことも容易です。

これまで難しいと考えられてきた形式ばった海外リサーチなど

必要がないのです。

 

英語を理由にリンクトインを利用しないのは

非常にもったいないことがおわかりいただけたでしょうか?

世界には日本企業の品質の高い製品を求めている企業が

たくさんあります。

リンクトインを利用して、世界に自社をアピールすることこそが

海外販路開拓の近道なのです。

 
 
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プロフィール

ジャパンコンサルティング株式会社
代表取締役 佐藤 亘(さとう わたる)

北海道出身 上場通信会社の取締役を退任後、35歳の時に世界40ヶ国を巡る旅へ。 約1年の旅の中で日本製品の需要と評価の高さを実感する。
帰国後、「日本と世界をつなぐ仕事」をしたいと言う思いから、
ジャパンコンサルティング株式会社を設立。

幅広いジャンルの商品70万アイテム以上を海外販売で取り扱い、
膨大なデータとノウハウを蓄積する。
その後、企業の海外WEB販売、販路開拓をさまざまな面から総合的に支援する事業をスタート、
多くの企業を、海外販路の拡大や売上大幅アップなどの成功へ導く。

現在は事業を拡大し、世界40ヶ国約400人に及ぶ各分野の専門家であるネイティブスタッフと連携して、
進出先の国やターゲット層に合わせた戦略の策定、ECサイトの企画・作成、
eBay、Amazonなどのマーケットプレイスにおける効果的な販売や集客、運営についての支援、
有力な販路開拓を効率的に探すための提案、海外販売の代行サービスなど、
日本企業の海外進出を具体的かつ全面的にサポートする事業を幅広く展開している。

「日本の売りたいと世界の欲しいをつなぐ」ための事業をさらに拡大中。

経済産業省、中小機構などセミナー開催、講演、メディア掲載多数。

ジャパンコンサルティング株式会社
Web Site : http://www.j-consulting.co.jp/
Video  :https://youtu.be/uHD5r3pjLB0
Linkedin : www.linkedin.com/in/watarusato10

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