意外と知られてない?…国も後押しする女性起業の実態とは?

第1回

意外と知られてない?…国も後押しする女性起業の実態とは?

伊勢 隆一郎 2015年6月28日
 

●多くの女性が経済的な成果を求めている


私は今、K2アカデミーという女性が多い起業スクールを展開しています。

こちらのスクールでは、充足感に満ちた幸せな人生を自分の手でつかむために、経済的自由を手にするためのビジネススキルを学んで頂いています。

良好な人間関係を構築するための超実践的なコミュニケーションスキルを身につけることもできます。

それに加え、いろどりのある人生に欠かせない、同じ志を持つ生涯の仲間やパートナーとの出会い、深い絆とつながりをつくる場の提供をしています。

このスクールを営んでいて感じるのは、OLから主婦、年配の方まで多くの女性が経済的な成果を求めているということです。

そして、女性が求めているのはお金だけではありません。社会とのつながりや、自分の存在を認めて欲しいという想いがあります。
 
では、実際のデータは、どうなのでしょうか。早速見ていきましょう。


●女性起業家は全体でどのくらいの割合?


女性起業家は、実際に全体でどのくらいの割合なのでしょうか。


開業者の性別                    (単位:%)
 (n=3,011)


このデータは2012年度に新規開業した人の男女比です。
女性起業家は約13%程度のようです。
※2013年度新規開業実態調査(特別調査)の調査結果に基づいたデータからの引用です。


●女性起業家が活躍している業種は?


女性起業家が活躍している業種は、どのようなものがあるのでしょうか。
 


開業業種 女性                    (単位:%)
(n=401)



開業業種 男性                    (単位:%)
(n=2,610)


このデータは2012年度に新規開業した人の男女別の開業業種です。
女性起業家が活躍している業種は、「個人向けサービス業」が最も多く、次に「医療、福祉」「飲食店、宿泊業」と続くため、一般消費者を主な販売先としているといえるでしょう。

それに対して男性起業家は、様々な業種に分散していることが見てとれます。
※2013年度新規開業実態調査(特別調査)の調査結果に基づいたデータからの引用です。


●女性起業家の顧客層の性別は?


女性起業家の顧客層の性別は、どうなっているのでしょうか。

顧客層の性別構成 女性               (単位:%)
(n=296)


顧客層の性別構成 男性               (単位:%)
(n=1,463)


このデータは2012年度に新規開業した人の顧客層性別構成です。
女性消費者を主な販売先としている割合は、女性起業家が圧倒的に男性起業家を上回っているのです。

このことにより、女性企業家は一般消費者、その中でも女性を主な顧客とした事業を選んでいるということが分かります。
※2013年度新規開業実態調査(特別調査)の調査結果に基づいたデータからの引用です。

●女性起業に対する国の方針は?


 今まで実際のデータを見てきましたが、女性起業に対する国の方針は、どうなのでしょうか。

 
 
たとえば、日本政策金融公庫では、女性の小口創業を支援しています。

どういうことかと言いますと、もともと起業して間もない方が、担保なし・保証人なしで利用できる融資制度“新創業融資制度”があります。

その融資制度の中で、起業してすぐの女性、起業を考えている女性を支援するため、300万円以内であれば、経験や雇用等の条件なしで融資するという特例を設けているのです。

さらに、経済産業省関東経済産業局が発行した“女性企業家支援施策ガイドブック”に“「日本再興戦略」において、「女性の活躍促進」が掲げられているとおり、持続的な経済成長の実現を目指す我が国において、今、女性の力への期待が高まっています”とあります。

そのガイドブックには、女性起業家や起業を考える女性向けに行われているセミナーやイベント、ビジネスコンテスト等の案内、助成金や金融支援、その他お役立ち情報等が掲載され、女性起業支援に力を入れていることが伝わってきます。


 いかがでしたか。

 次回は、女性起業家が何を重要視していているのか、女性起業の今後の課題は何なのかについて考えて行く予定です。楽しみにお待ちください。
 
 

一般社団法人 K2アカデミー
代表理事 伊勢 隆一郎


1979年、埼玉県川越市生まれ。一般社団法人 K2アカデミー 代表理事。

大学時代に仲間と起業するも失敗。借金だけが残り、引きこもりのニート状態に。親からの視線に耐えられず、友人の家に3年間居候させてもらい1日100円以下の食費で毎日を過ごす。
なんとか1人で食べられるようになりたいと、HP制作会社にコピーライターとして売り込み、生まれて初めて13万円の仕事を受注。そのとき起業して1年半が経っていた。
その後、コピーライターとして実力をつけ会社設立。その後インターネットを使ったマーケティングで短期間に売り上げを上げる手法を学び、2009年には、たった12時間で5億円の受注を受けつけ、一躍ネット界では知られる存在となる。
現在は、岸本亜泉とともに、起業スクール「K2アカデミー」を全国で展開。
2年間で1000名を超える人が学び多くの人に経済的な自由と起業の道を伝えている。
学校は6割以上の参加者が女性で、女性がもっと輝く社会の実現に向けて活動中。
著書に4万7千部のベストセラー「お金と時間と場所に縛られず、僕らは自由に働く事ができる」(フォレスト出版)

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