第9回
部下のモチベーションアップのための見た目づくり
前回、俳優根性で部下と接しましょう、とお伝えしました。
その俳優根性のような上司は、
モチベーションを常に高く保ち、ポジティブで、部下の話をしっかりと聴きとめ、部下を認め、指導し、期待し、褒める。。。
あ~たいへん!本当に大変なことです。
この大変なことを毎日一生懸命やっても、残念ながら効果が出ない人っているのです。
それは、
見た目・行動が素敵じゃない人です!
* 上司は見た目が大事
俳優根性は必要ですが、別に俳優のようになれ、とまでは申しておりません。
ですが身なり行動には気を使わねばなりません。
これに関しても、男性経営者であろうと女性経営者であろうと、はたまた女性上司であろうと、男性上司であろうと、なんら異なることはありません。
男女ともに言えることです。
が、特に男性の方に申し上げたいと存じます。
なぜならば男性は女性に比べ、見てくれを気にしない方が、少なくないからです。
「慕われる」また「その人の言葉が耳に入りやすい」相手、という上司はどんな上司か。
それは、「見た目」がバシッと決まっている人です。
モチベーションアップするために「こだわる」ということは重要です。
そして部下のモチベーションをあげ指導するには、見た目作りも大切なのです。
* 部下のモチベーションを上げることができない上司とは
こんな上司は部下のモチベーションを上げることはできません。
こんな上司は部下のモチベーションを上げることはできません。
「汚らしい!」
「いつも根暗で話して気持ちよくない!」
「おしゃれもせずにいつもダサい!」
「臭い!」
「気持ち悪い!」
「なよなよしていていやらしい!」
「ボロボロの靴を履いている!」
「いつもよれよれの背広を着てる!」
「いつも同じ服ばかり着てる!」
「頭がぼさぼさで不潔!」
「会社のデスクで爪切っている!」
「平気で会社で鼻毛切ってる!」
などなど。
このような上司に対して部下は、何事も始まる前から、心の奥底どこかに拒否反応を起こしているのです。
凄いことを書いているようにも思いますが、実際にこういう方、いますよね。
特に女性部下はそのようなところにも目がいっています。
おはずかしながら、弊社も一度だけ男性の方に来ていただいたことがあります。
今まで40歳代50歳代の女性ばかりでした。基本的に弊社の社員は、皆自分自身の身なり、立ち居振る舞いはそれぞれが気をつけています。そしてそれまでの7年間、誰さんの身なりがどうの、ということを、わたくしに言ってきた人は一人もいませんでした。
しかしその男性が、入ってきたとたん、
「靴の中底がボロボロ」
「背広がよれよれ」
「挨拶の仕方がだらしない」
「歩きたかがヨタヨタしている」
「質問しても、はきはきとものをしゃべらない」
などなど、わたくしに「あれ、なんとかならないのですか?」とそれぞれ言ってきたのです。
今まで女性同士だったときには一度も無かったことが突然起こって、わたくしは、「うーむ」と唸ってしまいました。
特に女性は男性の「いでたち」「振る舞い」に敏感なのです。
(無論、女性が女性上司を、男性が上司を見る目も同じだと思います。)
登録者のご相談を受けているときも、上司のことを次のように表現し、だから言うこと聞く気にならない。とおっしゃる方がいらっしゃいます。
「身だしなみに気をつけろ、って言われましたが、あんな人に言われたくない!って思ってしまうのです」
「ポジティブに考えろ、って指導する上司がいるのですが、あんなネガティブな人に言われたくないです」
「いい人なんだろうけど、なんか汚らしくって素直に心を開けない」
「お弁当持ってくるのはいいんですけど、食べ方が汚くって見てられません」
「いろいろ相談・報告したいと思うのですが、何せ近寄ると臭くって。。。」
などなど。
ほかにも、
「遅刻して叱られたのですが、自分だって良く遅刻するくせに、えらそうに言うな、って思ってしまうのです。」
上司の指示を素直に聞きたくない、という方たちの理由はこのようなことも入っているのです。
やはり上司は部下のお手本でなくてはならないのです。
お手本にならない上司の言うことは素直になりづらいということです。
反対に、「いいな!」と思える上司の言葉は素直に心の中に入ってくるのです。
「素敵だなぁ~!」と思っている人から、「おしゃれね」って言われればとてもうれしいですが、「趣味悪いなぁ、、、」と思いたくなるような人に、「おしゃれね」って言われたってうれしくも何とも無いのです。
同じように、
「あの人になんか指導されたくない。」
と思われる上司ではなく、
「あの人に叱られても、常にポジティブに頑張っている上司だから、「そうだよな」と納得できる。」
と思われる上司にならなくてはなりません。
それは、常に高いモチベーションを持っている人で、更に行動ばかりでなく、見た目やかかわり方など、「素敵だな!」「格好いいな!」と思われる上司なのです。
そういう人が部下を引っ張る力を持ちます。
「かっこいい!」と思われることは重要です。
ぜひとも「いでたち」「振る舞い」にも気を使ってください。
そして「かっこいい!」と思われる上司になりましょう。
保険営業やネットワークビジネスなどで売り上げ上位の方は、男女とも皆美しい「立ち居振る舞い」、そして何よりも「びしっとした美しい見かけ」の人が多いと感じています。
男性営業マンでも売り上げ上げている人は「ビシッ」としている人が多いです。
わたくしも訪問販売などの営業がきたとき、汚い人だったらそれだけで追い返してしまいます。
「こんな汚い人の話、聞きたくない!」って思ってしまうからです。
* かっこいい上司になる
ところで前出のように思われるような上司でいることを喜ぶ人はいないでしょう
ですが、そんな人に限って、「自分は今更見た目に気を使ったって無駄だ」「仕事は外見じゃない」なんて決め込んでいるわけです。努力をすることもせずに。
諦めは老化の一途をたどるのです。
いつまでもかっいい男、(女)でいることにこだわってください。
さて具体的に「かっこいい!」と思われるにはどのようにしたら良いのでしょう。
1. まずは前出した、こんな上司いや、と思われるような身だしなみ、行動は全てやめましょう。
2. そしてポージングも心がけましょう。
例えば、
・姿勢を正す。
男性は、ふんぞり返らない。
女性は、背筋を伸ばしあごを軽く引きましょう。
・話を聴く。
男性は、足を組んで肘を体から少し離し広げて向かい合います。男らしさが出ます。
女性は、足を揃えて肘を体に沿うようにして向かい合います。女らしさが出ます。
・ 視線は、
男女とも、当然相手に向かいあなたの言葉をきいていますよ、というまなざしで相手を見ます。
などなど。
まずは1.をクリアーして部下のモチベーションを上げられる上司になってください。
今号のポイント
今号のポイント
1. 部下のモチベーションを上げるためにも上司は見た目が大事。
2. かっこいい!上司になる。
次回は最終回です。
お楽しみに。
記事一覧
- 第1回 モチベーションとは
- 第2回 モチベーションアップ
- 第3回 自己効力感
- 第4回 モチベーションキープ
- 第5回 モチベーションキープその2
- 第6回 部下のモチベーションアップ
- 第7回 部下のモチベーションアップその2
- 第8回 部下から被るモチベーションダウンの回避法
- 第9回 部下のモチベーションアップのための見た目づくり
- 第10回 最後に
プロフィール

株式会社フラジュテリー
代表取締役 橘田 佳音利
1958年、東京都出身。東邦音楽大学卒。2003年3月株式会社フラジュテリー設立
自身が受けた男女差別・母子家庭差別・年齢差別の経験により「女性に特化した人材の雇用・創出のコンサルティング会社」であるフラジュテリーを設立し、年齢にとらわれない仕事紹介のパイオニアとして、女性の活用・ポジティブアクションに力を注いできた。
現在では、その8年間の実績を生かし、女性の復職支援と、すべての人のモチベーションアップ研修「煌く自分創り」の支援をしている。
働く女性のカウンセリング、復職支援のための、履歴書カウンセリング・モチベーションアップ研修などにより、就業の成功につなげる。
また企業向け研修として、企業の売上実績につなげる、管理職向けの「部下のモチベーションアップアプローチ」、女性向け「モチベーションアップ研修」を展開。
講演では、管理職、社員のモチベーションアップのための「煌く自分創り」に努める必要性を説き、「煌き度」を上昇させる方法を伝授する。「問題社員」への対処法も。
日経BP社発行の「日経ウーマン」の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008」を受賞。



























