コラム

ビジネスにおけるモチベーション

第1回

モチベーションとは

 

モチベーションの重要性

この景気、「まずは売り上げだ、売り上げのことだけ考えろ!」とお思いの方も多いかと思います。しかし、ビジネスにおいて、売り上げをあげる上において、モチベーションは非常に重要な位置にあります。モチベーションをあげられるか、キープできるか、により売り上げに直結していくのです。

このコラムではビジネスに必要なモチベーションアップ・キープに関してお伝えしていきます。

以前にこのようなことがありました。
ある大手外資企業に勤めるミドルエイジ女性からの相談でした。彼女は会社から自宅待機を命ぜられました。
「不景気の折、仕事がないので会社に出社してくれてもあなたの仕事はない。故に給料は50万円全額出すが自宅待機をしてください。」との指示です。暗黙の肩たたきです。

その彼女は夫と同じ会社に勤務。そしてなんとその夫は数ヶ月前同じように自宅待機を命ぜられたそうです。数ヶ月間も何も働かずに全額支給される給与により、夫は自身の惨めさを感じ、モチベーションは下がり続けたそうです。日々の生活は支給される給与で困るわけでもなく自由な時間もたくさんあるのです。にもかかわらず下がり続けるモチベーションに精神状態が極度の鬱状態になってしまい、ついに自ら退職を申し出てしまったそうです。職探しもできる状態になく無職だと言います。

自分自身もそうならないように、転職先を探したいという相談でした。

彼女の夫はモチベーションが下がり、自分自身を保つことができずに精神状態をおかしくして自ら会社を離れていきました。自己都合退職です。
これは企業側の「退職させるための手」です。

自宅待機を命じられた人全てが退職に追われるわけではありません。自分を保ち、そのような状態の中でも働く意欲を持ち続けた人は、会社から自宅待機の中断と元の場所で働くこと、を勝ち取ることができるのです。

わたくしが彼女にしたケアは、モチベーションを保ち続けることのケアでした。全ての人が辞めさせられるわけではない。また転職を考えるより今の会社で働き続けることは収入の激減を抑えることにつながる。そして久しぶりの長期有給休暇がもらえてラッキー。というポジティブな考え方をするように薦めました。

幸い彼女はモチベーションを保ち会社にアプローチをし続けました。そしてもとの場所で働くイメージングも怠りませんでした。結果彼女は、自宅待機を命じられた女性たちの中で、唯一元の場所で働くことを勝ち取ったのでした。そして夫と子供を養っています。

これは退職勧告をクリアするためのモチベーションキープの実例ですが、売上実績をあげるためにもモチベーションキープは重要です。

モチベーションとは

そもそもモチベーションって何でしょう。モチベーションとは、動機付けです。
その動機付けには1内発的動機付けと2.外発的動機付けがあります。

  1. 内発的動機付けとは、自分自身の価値観にあったものや、幸せ・達成感など、心の中の満足感によって動機付けられることを言います。
  2. 外発的動機付けとは、給与・報酬・地位・名誉のように、外部からの刺激によって動機付けられることを言います。

外発的動機付けは、自分自身の出した結果によって得られるものです。ではその結果を出すにはどうしたらよいのでしょう。当然自分自身が頑張ることが必要なのです。
当然ながら結果は「頑張ろうという気持ちを持ち続けて」出せるのです。
「持ち続けて結果を出す」これが難しいのです。
ではどのようにしたら頑張り続けることができるのでしょう。

内発的動機付けである「自分自身の価値観にあったものや、幸せ・達成感など、心の中の満足感」というのは人により違います。また時により違います。人それぞれの、その内発的動機付けを起こし続けること、これがモチベーションアップでありキープの方法なのです。
このコラムでは特に内発的動機付けに関してお話していきます。

モチベーションの高低

ではそのモチベーションが高いとどうなるか、低いとどうなるか。特にビジネスにおけるモチベーションに注目していきます。

私生活におけるモチベーションアップは、簡単に言えば好きなことをしているとき、うれしいことがあったとき、などモチベーションが上がります。無論私生活でも楽しいこと辛いことはあるでしょう。辛いときはモチベーションも下がってしまいます。しかし私生活においてであれば、仕事上ほど制約は多くはないでしょう。

しかし「仕事」となると、自分で選択できないともあり、制約されることも多く、好きなことばかりするわけにもいきません。ですのでよりモチベーションを保つのが難しくなっていくのです。しかしながらその中でもモチベーションを保つことが必要なのです。

モチベーションが低ければやる気も低く、結果ももたらせないのです。
モチベーションが高ければやる気も高く、持続力をもって結果をもたらすことができるのです。
モチベーションが高ければやる気も高く、持続力をもって結果をもたらすことができるのです。

モチベーションの低い人は仕事に打ち込むことができません。
反対にモチベーションの高い人は積極的に仕事に打ち込みます。
仕事に積極的に打ち込む人が社内にいれば社内は活性化されます。そしてそれは他の人にも良い影響を与えます。企業内が活性化されればそれがそのまま売上実績に上がるのです。

社内の全員がモチベーションをアップさせキープさせ、そしてそれを売上実績につなげていきましょう。
次回はモチベーションアップの方法をお伝えします。

今号のポイント

  1. モチベーションには内発的動機付けと外発的動機付けがある。
  2. モチベーションアップ・キープは内発的動機付けを起こし続けることである。
  3. モチベーションが高いと物事に積極的に取り組むことができ、企業の売上実績につながる。
 
 

プロフィール

株式会社フラジュテリー
代表取締役 橘田 佳音利

1958年、東京都出身。東邦音楽大学卒。2003年3月株式会社フラジュテリー設立
自身が受けた男女差別・母子家庭差別・年齢差別の経験により「女性に特化した人材の雇用・創出のコンサルティング会社」であるフラジュテリーを設立し、年齢にとらわれない仕事紹介のパイオニアとして、女性の活用・ポジティブアクションに力を注いできた。
現在では、その8年間の実績を生かし、女性の復職支援と、すべての人のモチベーションアップ研修「煌く自分創り」の支援をしている。
働く女性のカウンセリング、復職支援のための、履歴書カウンセリング・モチベーションアップ研修などにより、就業の成功につなげる。
また企業向け研修として、企業の売上実績につなげる、管理職向けの「部下のモチベーションアップアプローチ」、女性向け「モチベーションアップ研修」を展開。
講演では、管理職、社員のモチベーションアップのための「煌く自分創り」に努める必要性を説き、「煌き度」を上昇させる方法を伝授する。「問題社員」への対処法も。
日経BP社発行の「日経ウーマン」の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008」を受賞。

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