革新ビジネスアワード2017

投票ボタンへショートカット

障がい者が戦力として活躍する仕組みをつくる:堀江車輌電装株式会社 障がい者支援事業部 堀江車輌電装株式会社

50年続く老舗の中小企業が新しい取り組みを始めました。鍵を握るのは「障がい者」。今では弊社の戦力であり、売り上げの一助を担っているのは紛れもなく彼らです。

弊社がそもそもなぜこの事業を始めたのか。それは、代表の堀江が知人の講演で偶然「障がい者スポーツ」に出会ったことが始まりでした。障がいがありながら、ひたむきにサッカーボールを追いかける彼らの姿を見て、「何か力になりたい」と思い、特定非営利活動法人 日本知的障がい者サッカー連盟をボランティアで支援し始めました。しかし、ボランティアを続ける中で気づいたのは、ボランティアでは資金も人も限界があること。そこで立ち上がったのが、ビジネスを通じて障がい者の取り巻く課題を解決する障がい者支援事業部です。

障がい者支援事業部では、「障がい者雇用」と「障がい者スポーツ」の二軸を中心に事業を展開しています。

「障がい者雇用」は平成30年4月から始まる、雇用率の引き上げや精神障害者の雇用義務化などの社会的背景により、市場の成長拡大が予想されていますが、課題は依然、山積しているのが現状です。
・障がい者が転職や就職の方法が分からない
・障がい者雇用を実施している企業にて早期離職が起きている
・障がい者雇用を実施しておらず方法が分からない
弊社では専門の資格保持者(社会福祉士、精神保健福祉士、職業生活相談員、企業在籍型職場適応援助者等)が企業と障がい者の間に立って、就職活動と就職後の定着サポートを実施いたします。さらに、障がい者を支援する機関や家族との連携を含めた多面的なサポートを行い、障がい者がより長く、より安心して働ける仕組みづくりを行っています。

「障がい者スポーツ」は2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、現在も多くの施策が注目をされています。どの施策にも共通することは、スポーツを楽しむこと、勝負をすることに障がいの有無は関係ないということ。
弊社では教育機関(小学校、高校、大学)において車いすテニスや知的障がい者サッカーなどの障がい者スポーツの体験会や競技用の車いすの試乗体験、また、障がい者と健常者が共に競い合うスポーツ機会を提供し、スポーツを通じて身近なところから障がいについて考えてもらい、多様性を認め合える社会の実現を目指します。

また、弊社では自社内での障がい者雇用も積極的に行っており、現在6名の障がい者が健常者の社員と肩を並べて働いています。弊社の障がい者雇用率は10%を越え、同規模の企業の雇用率の平均が1.55%(厚生労働省、平成28年 障害者雇用状況の集計結果)と言われる中、積極的に障がい者雇用を行っています。何より注目してもらいたいのは、彼らが弊社の売り上げに貢献していることです。企業にとっても障がい者にとっても、何より大切なのは『継続性』。仕事の内容も資金も継続するためには何が必要か、弊社では中小企業ならではの距離の近さやスピード感を活かした仕組みづくりを行っています。
弊社で働く障がい者6名のうち、1名は障がい者支援事業部で営業のサポートや事務処理を行っています。不注意や衝動性が症状としてある発達障がいでありながら、電話や来客の対応、会議の議事進行も行い、弊社の戦力として働いています。中小企業ならではの距離感により障がいの症状を理解し、必要な時に誰かがサポートできる状況にあるからこそ、当てはまった業務だけではない業務に従事し、戦力となっています。
また、残りの5名はビルメンテナンス事業部で清掃の現場を担当しています。ビルメンテナンス事業部は昨年、M&Aにより立ち上げた事業部です。ビルメンテナンス事業部では知的障がい者が多く働いています。反復する作業を得意とする知的障がいと清掃現場は障がいとの相性も良く、慣れてくれば一人で複数の現場を担当することも難しくありません。弊社では、ビルメンテナンス事業部に所属する全ての障がい者が1人で清掃現場を複数担当し、売り上げに貢献しているため、M&A以降、黒字化を継続しています。
 今後は引き続き、仕事でもスポーツでも、障がい者が当たり前に戦力となる環境を目指し、多方面から障がい者が活躍できるサービスを提供いたします。

事業動画

東京都

ソーシャルメディアでみんなに投票をお願いしよう!

企業検索
新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。